9月某日。相棒のお誘いで
「久々に『つばめさん』行きたいねぇ」
前回の訪問は、朋友が訪ねてきた去年の秋。
足が遠のいていたのは、予約をしないと入れない人気店というイメージになったのが理由といっていいかもしれません。
アクセス
ピーク時を外して、遅めのランチ。
「入れなかったらどこにしようかねぇ」なんていいながら、クルマの窓から様子を伺います。
国道147号の成相交差点と豊科駅入口交差点の間、うなぎ屋の角を東へ折れて200m弱。
豊科公民館のはす向かいにある「パーラーつばめ」です。
行けそうだと判断し、公民館の駐車場にクルマを止めて向かいます。
入れますよ~に(祈)
実はこの日、InstagramとFacebookにアップされていた季節の素材を使ったデザートをチェックしていたところ。
デザート目当てなら、時間帯に注意が必要です。
メニュー
いそいそとクリップボードのメニューを手に取ると、新メニューが。
イノシシにするか、ラムにするか悩ましい。
カウンターに立てかけられた黒板メニューも、前にもましてオサレなラインナップです。
デザートの割合が高くなったのは、気のせいではないはず(笑)
いただきます
■丹波産天然いのししのボロネーゼパスタ(1,100円)
迷った末、相棒がイノシシ、ワタクシがラム。
丹波の天然イノシシを安定的に手に入れられるルートがあるというのが、ある意味スゴイことです。
野性味が品よく生かされていて、食べごたえのある平麺とちょうどイイ。
「野菜も食べなくちゃね」と、ひとり分はサラダ付きで。
リーフ類に加えて、ラディッシュ、プチトマト、ガーリックチップスなどを和えた、彩りのいいお品です。
削ってある黄色いのは、生で食べられるカボチャなのだとか。
■ラムのマサラカレー(1,320円)
ブルーのプレートに黄色いレモンライス、小鉢に入ったカレー。
アッチャールも付いて、絵になるウツクシサです。
付け合わせにもスパイスをまとわせています。
この奇抜な紫色、サツマイモじゃなくてジャガイモなんですよ。
仔羊のモモと肩肉をヨーグルトとスパイスでマリネしてから煮込んだカレーは、インド風とも日本風とも違う、独特のスパイス感。
ラム肉もほろっと崩れます。
■洋梨のタルト(600円)
ひと足先に食べ終えた相棒に「デザートでも頼んだら」と。
安曇野市堀金産の洋梨をコンポートにし、フランス産の栗のムースを忍ばせたタルトです。
スイーツなのに、ほんのりとスパイスを感じるオトナな味。
店主のセンスには、ただただ感心するほかありません。