11月12日。「はたこさん、ラム肉食べられますか?」
新橋にラム専門店ができたからと、同じチームのMさんがLINEをくれたのは、3週間ほど前のこと。
「ラム肉、大好きです」と返すと、ワタクシがお江戸に滞在する金曜日に合わせて、お店を手配してくれました。
お話したいと思いながらあまり機会のなかった、隣のチームのCさんも一緒だというし、楽しみ楽しみ。
アクセス
この日はMさんが在宅勤務、Cさんとワタクシが出社。
時差出勤で1時間後ろ倒しの勤務を終え、ふたりを追いかけて新橋へ急ぎます。
新橋駅SL広場から徒歩2分。
職場からだと都営三田線・内幸町駅で降りるのがよいと教えてもらい、A1出口から外堀通り~赤レンガ通りを経てアプローチします。
Google Mapに従って左に折れると、酔い感じの路地。
すっかりにぎわいが戻ってきたと感じます。
メニュー&店内の様子
ラム専門店「焼肉白金羊 プラチナラム」は、活魚料理の看板を掲げる店の上のフロア。
新橋周辺で居酒屋、バルなどを展開する白金魚(PLATINUM FISH)グループの新たな形態です。
あっ、こんなところにヒツジ発見。
ヒツジが1匹、ヒツジが2匹…。
階段を上がっていくと、入り口のガラス越しにMさんとCさんの姿が見えました。
4人用のテーブルを中心に、席数は40。
白熱電球風の照明がカフェのようですが、天井からのダクトと卓上のコンロが焼き肉の店であることを控えめに主張しています。
いただきます
この日はMさんが4,000円の食べ比べコースを予約してくれていたので、それぞれに好きなドリンクをオーダーして乾杯。
ひとり2,000円でワインを含む飲み放題も付けられますが、久々の外飲みだし抑えめにと、単品にしておきました。
ワタクシはウーロンハイ、Mさんは角ハイボール、Cさんはシーバスリーガル ミズナラのハイボール。
しまった、ドリンクメニュー撮りそこなった…。
「今日はカプレーゼ、サービスしときますね」
赤い小皿にピンチョス風で、見た目もかわいらしい。
お通しは、ヒツジのトリッパをトマトとシェリービネガーを使ったケッカソースで和えてあります。
トリッパというと煮込みのイメージだけれど、こういう食べ方も飲兵衛にはウレシイ。
ちなみに「ケッカ」というのはイタリア語で「騒がしい」という意味で、「オイシイ」「オイシイ」と騒がしくなることから来ているんですって。
■ヒツジのモモたたき
ローストビーフならぬ、ローストラム。
低温調理で時間をかけて火を通しているため、しっとりとして柔らかです。
コレも少しずつ愛おしみながらいただきたい。
続いて、トレーにのってタレの入った瓶がやって来ました。
タレは基本の和風だれ、山椒醤油、ぽん酢をはじめ9種類。
クミンをベースにしたブレンドスパイスに、キュウリやディルを刻み込んだヨーグルトソースと、手がこんでいます。
ニラや湖南唐辛子を発酵させたタレはクセや辛さが強いため、少量からお試しを。
■ラム肉食べ比べ
「映え」そのものともいうべき、このコースのメーン。
ショルダーおよび肩ロースはオーストラリア産とアイスランド産、チョップはその2カ国にニュージーランド産を加えたラインナップです。
まずは、関節に近い部位のショルダーから。
筋肉質でうまみが強いというので、かみ応えがあるかと思ったら、意外にも柔らかくて驚きます。
ヒツジ好きには、たまらない香り。
タレを工夫するのもいいけれど、岩塩や山椒醤油でシンプルにいただきたい。
続いては、柔らかな肉質で脂とのバランスもよいといわれる肩ロース。
ジンギスカンで人気なのも、この部位なのだそうです。
アイスランドはオーストラリアのように食肉飼育に力を入れているわけではないけれど、それだけに個体差があっておもしろいのだという話も聞かせていただきました。
立派な甘長唐辛子にエリンギ、そしてマコモダケ。
焼き野菜も焼肉屋さんのそれに比べてオサレに映ります。
紫イモやレンコンなどは一度ゆでてあるから、軽く焼くだけでいいんですって。
スペアリブはスタッフが付きっ切りで焼いてくれました。
まずは脂の部分から。
出てきた脂を野菜に移していくことで、いっそうおいしくいただけます。
ある程度焼けてきたところで野菜の上にスペアリブをのせて休ませるのも、おいしくいただく秘訣のひとつなのだとか。
厨房で仕上げをしてもらっている間に、ピクルスで口をさっぱりと。
酢がきつすぎなくていい塩梅。
そして、戻ってきたスペアリブはあばら骨を切り落としてカット。
「骨のまわりのお肉も、しゃぶりつくとオイシイんですよ」
ワタクシの目が狙っていたのがバレたかな?
■ホルモン
左がハツ、右がタン。
「どちらからいきますか?」と尋ねられ、間髪いれずに「タン」と。
なぜって、焼肉屋さんではタンからがお約束ですものね。
歯ごたえは独特ですがクセはほとんどなく、赤身とは違った魅力。
■クッパ
だいぶお腹がいっぱいになったところで、ラムのネックで取ったスープのクッパ。
お好みでパクチーをどうぞ。
じっくり煮込んだネックがほろりと崩れます。
■デザート
以前訪れたことのあるMさんが「デザートもかわいらしいんですよ」と。
出てきた品を目にして、その意味が分かりました。
バニラアイスにブルーベリーソースとヒツジのもなか皮をトッピング。
きっと特注なんでしょうね。
職場の飲み会がないのに慣れたとはいえ、限られた顔ぶれで飲み食いするのはやっぱり楽しい。
「あのぉ、実は私…」
おっと、Mさんからのカミングアウトについてはオフレコで。
“ヒツジづくしで女子会 【焼肉白金羊 プラチナラム(港区)】” への1件の返信
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