9月9日。マルタコース@5,000円

この日、仕事を終えてやって来たのは新橋。
2カ月前にタイミングと勢いで再会を果たしたSさんが、かつての上司だったIさんとの間を取り持ってくれて、3人で飲むことになったのです。
アクセス
居酒屋より少しオサレに飲める店を探していたところ、たまたま見つけたのがマルタ料理の専門店「レストラン マルタ」
飲み放題付きのコースも意外と手ごろな値段だったので即決しちゃいました。
地中海に浮かぶ島国のマルタ共和国へは、ヨーロッパの主要都市を経由して18~20時間程度かかりますが、コチラの店へはSL広場から歩いて3~4分。

カラオケの鉄人の角を右に折れ、

烏森神社の境内を突っ切ります。

おぉ、こんなところにも酔い感じの路地があったとは…。

存在感を放つ中国料理店の赤い看板の上、控えめな青い看板を目印に、階段で2階へ上がります。
「はたこさん久しぶり。元気そうだね」
「Iさんもお変わりないようで」
店内の様子&メニュー

メーンの部屋は貸切とのことで、右隣にある別室へ。
ふた部屋を合わせて席数は40ほどとのことですが、コチラも予約でほぼいっぱいです。
いただきます
少し遅れるといっていたSさんも合流したので、さっそくスタート。
3人とも生ビールをもらって、再会の杯を重ねます。

■アミューズ
魚介を使ったアリオッタスープと、ゴゾチーズのスチームサラダを真っ赤なプレートで。
ゴゾチーズは、ヒツジまたはヤギの乳を原料にしたゴゾ島発祥のチーズ。
シンプルに蒸した野菜をミルキーなコクとともにいただきます。
■マルタ前菜6点盛り合わせ
どれをとっても素材の組み合わせが斬新だし、ソースのアレンジもユニーク。
先ほどのアミューズもそうでしたが、野菜多めであっさりしているから、アラフィフ&アラ還の我々世代向けといえるかもしれません。
①手前右:スルメイカのファルス
スルメイカのなかに詰めてあるのは、グリーンピースとジャガイモ。
オクラを使ったコリアンダーのソースで仕上げてあります。
②手前中央:マダコのオリーブマリネ
セロリ、フェンネルで食感も香りもさわやか。
③手前左:カツオのカルパッチョ
カツオはしっとりとしていて、焼きナスとバルサミコのソースがこっくりオツな味。
④奥左:アジ+シナモン、ナツメグ、ニンジン、タマネギのマリネ。
アジの南蛮漬けっぽくもあり、インド料理のアッチャールっぽくもあり。
⑤奥中央:パプリカの肉詰め
粒マスタードに赤と黄色のパプリカを合わせたソースで、パプリカ×パプリカの組み合わせ。
⑥奥右:ムール貝パン粉焼き
ジャガイモとブロッコリーを一緒に焼き上げて、根菜を使ったアラビアータソースをトッピング。
シャクシャクの食感がアクセントになっています。

こんなアテがそろったら、お酒がススムのは必然です。
「ウイスキーのソーダ割、氷抜きで!」

■豆とトマトのホブスビゼイト
フランスパンにトマトソースと乾燥ソラマメを使ったペースト、バジルの葉をトッピング。
フレッシュなソラマメが出る時期に、おウチで試してみるのも酔いですね。

■フティーラピッツァ
ユネスコの無形文化遺産にも登録されているフティーラというパンを使った、モチモチ系のピザ。
生地が緑色なのは、蒸したホウレンソウを練りこんであるからだそうです。
豚肉とタマネギ(手前)、ゴゾチーズとはちみつ(奥)の2種類で。

■鶏肉インボルティーニ
インボルティーニとは、巻物という意味。
鶏レバーを鶏肉で巻いて煮込んだ、手のかかった一品です。
ベースは牛のだし(フォンドボー)だそうですが、スパイスと相まって、どことなく和っぽいテイストを感じました。

■自家製デザート
「ほら、早く撮らないとアイス溶けちゃってるよ」
ふたりに促されて、慌ててカメラを向けました。
でも、まだまだしゃべりたい。
というわけで…。

こんなところに立ち寄って、

もう1杯。
Sさんからのメッセージをきっかけに、思いがけず復活したこのつながり。
一緒に働いていたころよりもずっと話が弾んで、この先、楽しそうなコトが起こりそうな予感です。