12月12日。07:51の快速で長崎へ
佐世保から長崎までは、快速で2時間弱。
1本後の普通列車だと到着が10時半過ぎになってしまうため、早い時間に佐世保を発つことにしました。
チェックアウトがスムーズだったおかげで時間に余裕ができたので、昨晩イルミネーションだけが見えたカトリック三浦教会を通りから見上げて一瞬の観光。
今日もいい天気になりそうです。
交通系ICカードの利用可能エリア外のため、長崎までは切符を購入。
複数台ある券売機にはいずれも並んでいる人がいたため、コッチのほうが早いと、みどりの窓口に飛び込みました。
「ふたりで並ぶのもなんだから、まとめて買っておいて」
そういって、相棒に任せたところ…。
「えらく安かったんだけどさ」
ひとりで往復するのにも、片道をふたりで利用するのにも使える「2枚きっぷ」
普通に買えばひとり1,680円のところ、2枚で2,720円というのですから、その違いはバカにできません。
とっさにコレを発券してくれた窓口の対応に感謝だけれど、そもそも券売機で別々に買っていたら気づかなかったんだよなぁ…。
2020年3月デビューの新車両
ホームに上がると、終着の列車が入ってきました。
ひとつ先のホームには博多行きの特急が。
JR九州は、乗ってみたくなる列車がいろいろです。
入線した列車は折り返し、長崎行きに。
「あれっ、シーサイドライナーって青い列車だったと思ったんだけど…」
真新しい車両の側面には「HYBRID YC1」と。
なるほど、「やさしくて、力持ち」の頭文字なのか!
乗車口の脇にも「YC1」のロゴがあります。
列車はロングシート主体の2両編成。
にしても、トイレが異様に広い。
シートには、白とグレーでツル植物があしらわれています。
座席端の仕切板にも「YASASHIKUTE CHIKARAMOCHI」の文字が。
なんてコーフンしている間に、列車は定刻どおりに発車。
あまりに静かで驚きました。
揺れも少ないし、ハイブリッドってスゴーイ。
車窓からの風景
早岐(はいき)駅からは大村線に入り、佐世保湾と大村湾をつなぐ早岐瀬戸を右手に臨みながら南下。
博多方面からの特急乗り入れのため、早岐~ハウステンボスの1駅だけが電化されています。
その後ほどなく、佐世保行きのYC1とすれ違い。
しばらくは内陸に入り、
川棚駅あたりから大村湾に沿って走ります。
海なし県民は、海を見るとコーフンせずにはいられないのです。
「さて、飲りますか」
このために買ったブツを取り出したものの、飲める雰囲気ではないからと、わずかひと口で撤収。
諫早駅を過ぎて、ますます車内は混みあってきました。
放送施設やロープウェイなどが建つ丘(稲佐山)が右手に見えてきたら、長崎駅はもうすぐ。
そこから列車はぐっと上って、ホームへさしかかります。
長崎駅は変化の真っ最中
長崎は佐世保と同じく、高架の行き止まり駅。
でも、四半世紀以上前に訪れたことのある相棒には、思うところがあるようでした。
案内表示に従って進んでいくと、地上は絶賛工事中。
「そうか、前はココが線路だったんだ」
相棒は感慨深げに、かつてのホームから新しいホームに向けてシャッターを切りました。
足元には、かつての改札の跡が。
長崎新幹線の武雄温泉~長崎間は、2022年秋に開業予定。
でも、その他の区間はまだ整備方式さえ検討中だというし、ホントに長崎新幹線ってできるのかなぁ。
おまけ
さて、「居酒屋ヤサシクテチカラモチ」が果たせなかったとはいえ、やすやすと諦める我々ではありません。
ホームの自販機で見つけただしスープ缶をすかさず買い求め、
■壱岐の島(305円)、うまだし(140円)、馬郡のミンチ天(105円)
駅前のペデストリアンデッキのベンチで、飲み鐡のために買ってきた品とともに広げます。
辛子明太子で知られる「やまや」が手がける和風だし。
長崎ではないけれど、「Made In 九州」ということで。
ミンチ天をかじりながら、壱岐の島をグビリ。
麦焼酎発祥の地・壱岐の焼酎は、麦を主原料に米麹を使っているのが特色です。
だし割りにも合いますな。
…おやっ!?
こんなコラボに気付いてしまったら、撮らずにはいられませんよね(笑)
車両情報
★JR九州 YC1系気動車
2020年3月14日のダイヤ改正より、佐世保線(佐世保~早岐)、大村線(早岐~諫早)、長崎本線(諫早~長崎)で営業運転を開始した、ディーゼル・エレクトリック方式+蓄電池のハイブリッド車両。
2020年12月時点では、0番台+1000番台、100番台+1100番台、200番台+1200番台の2両一組の編成となっている。
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