12月28日。仕事納めの翌朝
相棒はこの日が仕事納め。
当初は相棒の仕事が終わるタイミングでピックアップしてもらうつもりでしたが、再配達を依頼した品の時間指定ができないことから、予定を繰り上げて始発移動となりました。
高尾、大月、甲府と、乗り換えのたびに下がっていく気温。
一睡もできず凍えるなかで、ふと気付いてしまったのです。
乗換案内で最初に示されたのは、岡谷で信濃大町行きに乗り換えるルート(図右)
しかし、その列車は辰野経由であるため、みどり湖経由で先回りすることで(図左)、塩尻でおよそ30分の待ち時間ができるのです。
改札を出られる切符でないのも、ある意味好都合。
以前から行ってみたいと思っていた、日本一狭い駅そばで暖を取るといたしましょう。
アクセス
塩尻駅で松本行きを見送り、
ホーム新宿寄りにある階段(注:階段は1カ所のみ)を上がっていくと、
1・2番ホーム行きエレベーターの左手に幅50cmほどの入り口があります。
こんな狭いスペースに「信州そば」「そば処」の看板が4つも。
おひとり様のみの利用に限られていることと、室内が満室の場合には改札を出て待合室側のカウンターを利用するように書かれています。
つまり、塩尻駅待合室内の駅そばと同じ店舗というわけです。
塩尻駅といえば、1年前にこんなコトもありましたなぁ…。
店内の様子&メニュー
引き戸を開けて足を踏み入れると、ふたり分のスペースと券売機が目に入ります。
300円のかけそばから、550円のかき揚げ山菜そばまで、そばメニューは12種類。
1,000円札は使えますが、現金以外の決済は利用できません。
「かき揚げそばひとつくださいな」
カウンターの下にはメジャーがはられてあり、
その幅は150cm。
そこから視線を上げると、メニューと合わせて人物の顔の入った写真や動画をSNS等にアップしないよう注意書きが出ています。
コレも日本一狭い駅そばとして注目されている証といえるでしょう。
いただきます
■かき揚げそば(410円)
「お待たせしました」
立ちのぼる湯気が何よりのごちそうです。
なのに、カメラの不具合でもたついてしまい、それを収めることができなかったという…。
駅そばにしては香りもそこそこ。
少し甘めのつゆが、冷え切ったカラダにしみていきます。
「うどん派の信州人」を自負していたけれど、そばもオイシイと思えるようになってきたこのごろ。
2021年、早めの年越しそばですかね。