4月22日。今週も予約しておきました
前倒しの時差出勤を終え、やって来たのは新橋。
3週間前に新橋で腹ごしらえした時は、仕事が押して慌てることになったので、今回は時間に余裕を見て予約を入れておきました。
アクセス
今回予約した店は鶏焼売がウリだという「ヤンヤン飯店」
レンガ張りがレトロなガードを横目に見ながら外堀通りを越え、有楽町方向へ進みます。
にしても、予約の時間には早いし、他で1杯飲るほどでもないビミョーな時間。
どうしようかと思っていたら、サインに明かりが灯り、スタッフが出てきてメニュー看板をセットしていきました。
店内の様子
というわけで、入店前に店まわりをじっくりと偵察。
ルーロー飯はともかく、アサリの紹興酒漬けがあるあたり、なかなかの台湾度の高さです。
昭和レトロな赤地の看板。
なるほど、「ヤンヤン飯店」の名は「燕(yan)」から来ているんですね。
階段を下っていくと、積み上げられたせいろに「熱蒸中」のサイン。
点心モードに火が着きます。
では、手指のアルコール消毒をして中へ入りましょう。
「17時半から予約しているはたこといいます。少し早いけどいいですか?」
そういうと、一番奥のテーブルに置いてあった「予約席」のプレートを外して案内してくれました。
天井から下がった提灯が、十分名物の天燈のイメージですなぁ。
メニュー
名物の鶏焼売はマスト。
コレは選べる焼売3種セットで頼むというものでしょう。
おひとりさま向けのセットも気になりますが、それよりはルーロー飯をいただきたい。
「ヤン! チキ!」は、いわゆる鶏排ですな。
紹興酒の種類が選べるのにも注目です。
いただきます
■ジャスミンハイ(429円)、ピリ辛中華冷奴(429円)
ジャスミンハイはかなりあっさりめ。
「焼売が蒸し上がるまでの間につまめるモノはいかがですか」といわれ、頼むつもりのなかった中華冷奴を追加です。
しっかりした木綿豆腐で、チビチビつまむには酔い。
■選べる焼売3種セット(605円)
焼売キター♪
ひとり用のせいろで出されるスタイルは、気分が上がります。
何といっても、まずは鶏焼売(単品187円)からでしょと。
粗めのミンチをふんわりまとめてあって、ジューシーな焼売。
ドライトマトの鶏焼売(同220円)は、ドライトマトの食感と甘酸っぱさがユニークです。
五香紛香るにら焼売(同209円)は、個人的にはもう少し五香粉を効かせたほうが好みかな。
■ルーロー飯(748円)
あずさ移動までの1時間1本勝負なので、早々に締め。
台湾屋台並みとまではいきませんが、注文から出てくるまでもまずまずのスピードです。
お茶碗の周囲に沿うようにゆでた小松菜を盛り、台湾風味で煮込んだ魯肉をたっぷりと。
たくあんがなかったり、卵が半熟卵だったりと日本ナイズはされていますが、それを求めてはいけないのかもしれません。
台湾では北部がそぼろ風の細かいミンチを使うのに対し、粗めのお肉を使うのは南部風。
数年前に亡くなった台湾好きの朋友が営んでいた店で出していたのも、このスタイルです。
あぁ、彼女がつくった魯肉飯をもう一度食べたい…。
彼女を慕って店に集まった仲間たちも思い出され、胸がキュッとなったのでした。