5月1日。ひと月ほど前にオープンした「松本つなぐ横丁」へ
「連休中に1度は松本の街へ飲みに行こう」と、相棒と話していましたが、当初予定していた29日は予報より早く天気が崩れ、翌日も雨降り。
延期に次ぐ延期のうちに、元号は「令和」へと変わってしまいました。
ふたりとも明日は朝早くから予定があるけれど、1軒か2軒で切り上げれば問題はないでしょう。
アクセス
松本バスターミナルの南にある、アルピコプラザホテルの1階。
かつての東急インといったほうが分かる人も少なくないように思います。
連休まっただなかとあって、かなり混みあっているのがガラス越しにも見て取れますが、とりあえず偵察を。
店内の様子
およそ400平方メートルのエリア内に、12店舗。
すでに松本駅周辺で親しまれている店のほか、福岡や北海道、山梨から進出した店もあります。
「おっ、喫煙室がある」
飲みに行ってもタバコの煙でうんざりさせられることがしばしばなだけに、ありがたいポイントです。
短冊メニューやちょうちんで彩られた場内は、レトロな屋台村をイメージさせます。
どこもかしこもいっぱいで座れそうにありませんでしたが、ぽっかりと空いたテーブルを発見。
「レバーパテ」の短冊が、ワタクシのココロをつかみました。
メニュー
天ぷらとワインの店とのことですが、目がいくのはやっぱりレバーパテ。
カプレーゼや砂肝のコンフィと、丸干しイカやたこわさが同居しているのも目を引きます。
「隣の信州餃子楼も一緒にやっているので、餃子の出前もできますよ」
それはスバラシイ。
ドリンクはワインで1枚。
シードルやノンアルコールカクテルがあるのもオサレです。
じっくり味わえるモノでまったりしたかったワタクシにとって、松本ブルワリーのクラフトビールが飲めるとは願ったりかなったり。
つなぐ横丁のオープン記念イベントとして、松本ブルワリーの7種類をコンプリートできるスタンプラリーをやっていました。
コチラの店で飲めるのは、セッティングサンIPA。
漆黒の松本城をイメージした黒ビールも興味を引きます。
いただきます
■松本ブルワリー セッティングサンIPA(800円)
沈みゆく太陽をイメージした、オレンジ色のグラデーションのラベルもイイ感じ。
口に含むと柑橘のようなさわやかな香りが広がります。
これから始まる令和も、おいしく飲めるコトを願って乾杯♪
■レバーパテ(420円)
イメージしていたより、色も濃くてなめらか。
オイシイに違いないと確信します。
クセが強くてレバーが苦手な人にはおススメできませんが、このクセがたまらなく酔い。
クラフトビールとの相性もバツグンです。
レバーパテだけでも十分でしたが、相棒が「キス天食べたい」というのでオーダー。
衣をくぐらせ、手際よく揚げてくれます。
■キス天(100円)、よもぎ麩田楽(180円)
コレこそ揚げたての熱いうちに。
衣はカラッと、中身はふっくらとして、絶妙の揚げ加減です。
キス自体に多少くさみを感じましたが、海なし県では仕方ないのかなと。
一方、よもぎ麩田楽は、モチモチのよもぎ麩とサクサクの衣、みそだれの組み合わせが秀逸。
確実なのは、変わり天ぷらなのかもしれません。
おまけ
帰りの電車を待つ間に松本駅構内のNewDaysをのぞいてみると、ペールエールとセッションIPAの2種類が並んでいました。
■松本ブルワリー セッションIPA(486円)
5月末までで7種類はコンプリートできないと、スタンプラリーは断念しましたが、期せずして2種目。
さわやかさはセッティングサンが勝りますが、フルーティーな香りとしっかりした飲み口はこれまたワタクシ好みです。
インドがイギリスの植民地だった18世紀末、インドに滞在するイギリス人にペールエールを送るために、防腐剤の役割を持つホップを大量に投入したことから生まれたというIPA。
柑橘のような香りと苦みは、ホップによるものだったんですね。