8月13日。ばりこて野菜@970円 ほか
本宅から比較的近いお気に入りのラーメン屋が閉店すると聞き、エアコンが壊れたなかで汗をダラダラかきながら定番の1杯をいつくしむようにして食べた日から1年あまり。
あの味が恋しくなって、相棒にいいました。
「外でお昼ごはん食べてから駅に送ってくれるなら、平田の『おおぼし』行かない?」
「う～ん、平田は混むからなぁ…」
「おおぼし」は、信州ラーメン四天王のひとつに名を連ねる人気店。
夏休み期間で遠方から足を延ばす人もいるだろうしで、相棒が気乗りしないのも分からなくはありません。
「でも、待てよ。信大近くの『おおぼし』なら、学生が帰省していて空いているかもしれない」
アクセス
国道143号線の旭町交差点を西に入り、信大付属松本中学校を過ぎた右手に、コマツプラザという、タイカレーやとんかつ屋などの飲食店が集まる一画があります。
松本駅からアプローチするなら、こまくさ道路を北上し、深志高校北交差点を左に折れて800mほど進んだ左手。
隣は松本信用金庫北支店です。
「おおぼし」があるのは、メーンの長屋ではなく西側の離れ。
店の前に待っている人がいないと見るや、相棒は「見込んだとおりだ」と、ニヤリと笑いました。
店内の様子&メニュー
外観をカメラに収めてから店内へ入ると、相棒はすでに厨房目の前のカウンター席に座っていました。
こういうタイプのカウンターって、珍しいかも。
小上がりもゆとりをもった造りになっていて、ファミリーやグループに使いやすい雰囲気。
「No Ramen No Life!!」のスローガンは、全店共通です。
メニューを開くまでもなく、狙いは相棒もワタクシも、ばりこて白。
しかし、ふたりとも同じではおもしろくないからと、相棒は季節限定のまぜそばを選びます。
「でも、ばりこて分けてくれるよね」
セットメニューはキツくなってきたお年ごろですが、
サイドメニューをふたりでシェアするとしましょう。
いただきます
1年以上ぶりの訪問でうれしかったのは、コロナ禍で休止されていたキャベツバーの復活。
ひとり2回までなので、ごっそり山盛りでもらってきちゃいました。
ドレッシングは使わず、テーブルにあるお酢でさっぱりと。
■MEXICOまぜそば（950円）
トマトの赤とアボカドのグリーンが鮮やかな混ぜ麺。
使われているのは、ばりこてと同じ太麺のようですが、よく冷やすことでしっかりした歯ごたえになっています。
よくよく混ぜると、サルサソース風のタレとトルティーヤのスパイスが相まって、個性的だけれど不思議に後を引く味。
細かく刻んであるのは、ハラペーニョじゃなくてピーマンなのね。
■野菜ばりこて ニンニクなし（970円）
定番のバリこて白に、モヤシやキャベツなどの野菜300gをプラス。
脂や九条ネギも山盛りで、ビジュアル的にもそそる1杯です。
野菜の山から、ちょっぴり平たい太麺を掘り出します。
そうそう、この味。
■山賊風唐揚げ 3個（380円）
「餃子は熱いうちに食え」がわが家の家訓ですが、唐揚げも熱いうちに。
山賊風としては見た目も下味もおとなしめですが、モモ肉を使ったジューシーな唐揚げです。
1年以上ぶりに「おおぼし」を訪れて、松本平で食べられるラーメンのなかでは、やっぱりばりこてが一番好きだなと。
「No Barikote No Life!!」
