5月27日。親子丼@1,400円
月末のピークを迎えての出社日。
お昼ごはんを買ってきてデスクで手短に済ませようとも思いましたが、4月の異動でチームに加わったOさんを道連れにして、気になっていた店を開拓することにしました。
実はこのOさんは、同じ大学の後輩(しかも学部も一緒)
ひとりで勝手に、ごはん仲間のニオイを感じ取っていたのです。
アクセス
溜池交差点から六本木通りを六本木方面に進み、家系ラーメンの「壱角家」と幸福の科学の間を右へ。
4月に韓国料理、半月前にはグリーンカレーを食べに訪れた路地です。
ふたつの店のある建物のちょうど向かいに、「比内地鶏 親子丼」と書かれた黄色いのぼりがはためいています。
店の名は「きすけ」
「親子丼26店」として、雑誌でも紹介された店です。
親子丼1,400円は、思い切りが必要な値段。
しかもランチタイムは、現金のみかぁ…。
店内の様子&メニュー
順番を待つ人が並んでいましたが、ちょうど入れ替わりのタイミングだったらしく、数分の間にパタパタと席が空きました。
変形の小さな店内は、カウンターとテーブルを合わせて20席強。
奥の壁には「dancyu」のたまご特集の切り抜きがはってありました。
この記事が出た2014年4月には、親子丼が980円だったんですね。
コチラは夜メニュー。
とり天や手羽先で飲むのも酔さそうです。
コックピットのような厨房で、一度に6人前の親子丼を仕上げていきます。
だから混んでいるように見えても、お客さんの回転が速いんですね。
いただきます
■親子丼(1,400円)
径の大きい塗り風の器を開け、思わず「うわぁ」と声が出ました。
ふたはすぐに回収されましたが、そのわずかな時間で加わる熱も計算のうちなのでしょう。
みそ汁はネギとワカメがたっぷり。
サラダと浅漬けも付いています。
赤い器に映える卵は、奥久慈産。
とろとろ加減が絶妙です。
「奥久慈って、何県ですっけ?」
久慈は岩手県ですが、奥久慈は茨城県。
Oさんからの問いかけのおかげで、ひとつ賢くなりました。
弾力のある比内地鶏は、旨味が凝縮。
甘めの味が、一味または山椒ひと振りで引き締まります。
言葉も交わさず、無心に食べ進めるふたり。
親子丼なら自分でもつくれるけれど、ホンモノの素材とプロの技は全然別モノですね。