7月8日。相棒と甲府へ向けて出発です
明け方の激しい雨音に、雨のなかのドライブもやむなしかと思いましたが、次第に晴れ間が見え、山梨県に入るとほどなく富士山も見えてきました。
雲をまとった姿には、すっかーんと晴れた時には味わえない色気がありますな。
アクセス
今回の甲府遠征にあたり、相棒が提案してきたのが、あずさの中で読んだリーフレットに載っていたという酒蔵。
あずさの停車駅からは行きにくいそうですが、糀を使ったカフェがあるんですって。
国道20号を台ケ原中交差点で北に折れると、歩いている人がちらほらと目に付きます。
駐車場へ誘導する人もいるし、今日は何かあるのでしょうか。
クルマでぐるっと回ってくると、どうやらココは宿場町だったよう。
台ケ原駐車場にクルマを停めて、ひとまずお目当ての酒蔵へ行ってみるとしましょう。
酒蔵の雰囲気を味わい
蔵造り風の塀は新しいですが、敷地内の建物の風情からして、それなりに歴史がありそうです。
右手の池を過ぎて進み、矢印を左へ。
酒蔵の見学は醸造期間(11~5月)の事前申し込みに限られますが、敷地を通り抜けて街道へは抜けられるようです。
木の根元に小さな祠。
アジサイ越しが絵になります。
辯財天と書かれた井戸。
明治13年からの天皇御巡幸の折にも利用されたという、いわれのある井戸だそうです。
醸造用水源泉。
こういうのを見ると、水に恵まれているからこその酒蔵だと感じます。
おや、この先に人が集まっているようですよ。
ほぉ~、月イチ開催のマルシェでしたか。
地元の若手農家がつくった野菜や、ジャムをはじめとした加工食品。
都会の人たちには魅力的に映るんでしょうね。
そんなマルシェはスルーして先へ進みます。
古酒の貯蔵庫にもなっている文化蔵。
天井には杉玉もさがっています。
道が描くカーブが何気にいい風情です。
ココが「糀’s」という名のくらかふぇ。
数量限定の糀トーストや糀糖ブリュレなど、ラインナップはなかなか充実しています。
コウジードリンクは、スムージーの糀版。
でも、今は食べません。
夏だけの限定品を
というのも、道のはす向かいに見つけた水信玄餅なるお品が気になっていたのです。
小耳にはさんだところによると、夏の間だけの限定品で持ち帰りは不可。
午前中に完売するのは当たり前で、朝の5時から整理券を求めて並ぶ人もいるほどだというんですから、ビックリです。
待ち時間なしだというので、整理券をもらって列に付きました。
水信玄餅の材料は、甲斐駒ケ岳の伏流水と近所の畑で収穫した青大豆からつくったきな粉、そして特製の黒蜜。
レジの奥では、スタッフがせっせと手を動かしています。
いただきます
■水信玄餅 緑茶付き(1人前500円)
どうです、この涼しげなビジュアル!
さじを入れたときのプチンとはじけるようすは、動画に収めたかったほど。
「水を固めた」という表現がまさにぴったりです。
うっすらとした甘味が何とも上品。
きな粉と黒蜜も品質の高いモノであることがうかがえます。
しかし、甘いモノに対する許容量が人の2~3割しかないワタクシは、きな粉と黒蜜の甘さに胸焼け。
あ~ぁ、欲張らず残せばよかった(苦笑)
店舗情報
台ヶ原金精軒台ヶ原本店 台ヶ原店
ジャンル:和菓子
住所:〒408-0312 山梨県北杜市白州町台ケ原2211(地図)
周辺のお店のネット予約:
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周辺のお店:ぐるなび 甲斐・韮崎・南アルプス×甘味処
情報掲載日:2018年7月8日
再び七賢へ
1日の甘いモノキャパは超えてしまいましたが、コウジーを試しておかなければと、来た道を引き返して。
薄暗くひんやりとした空間は、それだけでも趣があります。
くらかふぇで注文すると、糀糖をサービスしてくださいました。
正真正銘、米だけでつくられた甘さ。
どろっとして、濃厚な甘酒のようです。
いただきます
■桑の葉コウジー(400円)
さすがに1杯は多すぎるので、相棒が頼んだ分を味見だけさせてもらいました。
桑の葉粉末でグリーンティーのような苦味が加わり、思ったよりもさっぱり。
販売コーナーでは、日本酒の試飲もできます。
1杯目は無料。
すでに売り切れになっている種類も少なくありませんでしたが、「フルーティーよりもスッキリが好き」だというと、嵆康(けいこう)を勧めてくださいました。
う~ん、酔い香り♪
あ、ドライバーは仕込水でね。