5月20日。鶴岡八幡宮から若宮大路を歩いていると、こんな看板が目に入りました
青地に白い手書き風の文字で「七時より 朝ごはん」
ストレートすぎるメッセージに足が止まりました。
実はグルメサイトで調べていた店も、口コミに目を通してみると評価があまり芳しくなく、若干迷いが生じていたのです。
アクセス
鎌倉駅から若宮大路へ出て、二の鳥居よりも少し鶴岡八幡宮寄り。
小町通りからもアプローチできます。
看板に示された小路を進み、店の前へ。
店構えもいい風情ですが、漂ってくる焼き魚の香りがそそります。
メニュー
黒板メニューによると、メニューは5種類。
焼き魚にするか、しらすねぎオムレツにするか迷ってしまいます。
店内の様子
カウンター10席だけの小ぢんまりした店を切り盛りするのは、手ぬぐいと白いエプロンが似合う素朴な女性店主。
しらすねぎオムレツを注文すると「しばらくお時間がかかりますが、よろしいですか?」と穏やかな口調で確認されました。
先客の注文をひとり分ずつ順番に提供。
ワタクシのしらすねぎオムレツの番がやって来ました。
バターの溶ける香りが立ったら、卵液をジュッと注ぎ、大きく数回かき混ぜて。
ワクワクしながら眺めているうちに、お盆に小鉢、漬物、ごはん、味噌汁がセットされました。
「大変お待たせしました、しらすねぎオムレツです」
いただきます
■しらすねぎオムレツ(800円)
正真正銘、できたてホカホカの朝ごはん。
朝ごはんとしてはゼータクな値段ですが、1食1食の手間からしたらむしろ安いのかもしれません。
味噌汁もだしと野菜の甘みがオイシイ。
オムレツに箸を入れます。
外見はしっかり火が通っているように見えますが、トロトロ感の残った卵の中にしらすとネギがどっさり。
気を付けて持ち上げないと崩れてしまいます。
バターとしらすの塩気だけのシンプルな味付けが、炊き立てのごはんとサイコーに合うんです。
昼間は甘味処、夜は小料理屋として営業するというこのお店。
朝ごはんを目当てに訪れるのもアリかもしれませんよ。
店舗情報
※午後1時~午後4時30分は「甘処あかね」、午後5時30分~午後11時30分は「よしろう」として営業
甘処あかね:http://niazukiakane.chakin.com/
よしろう:https://www.facebook.com/pages/%E3%82%88%E3%81%97%E3%82%8D%E3%81%86/209843499101348