8月16日。横須賀線の終点・久里浜に着きました
跨線橋を渡り、改札へ向かう階段の正面に「南房総へ これがベスト!」の看板が。
これからコレに乗るんだと思うと、自然とココロが浮き立ちます。
アクセス
JRの駅前からも久里浜港へ向かうバスに乗れますが、始発からのほうが確実と、京急久里浜駅前から乗ることに。
久8系統、野比海岸行き。
バスを待つ列は、思ったよりも長く伸びています。
立ったまま揺られること10分ほど。
開国橋とか、ペリー記念碑という停留所名に、あの歴史上の出来事ゆかりの地であることを知りました。
いよいよフェリーに
ターミナルに横付けされるように、東京湾フェリー停留所へ到着。
と、ちょうどフェリーが港に着こうとするのが目に入りました。
このシャッターチャンス、逃すものか!
ターミナルへ入っていく人たちを尻目に、小走りで海辺へ。
強風にあおられないよう、足を踏ん張ってカメラを向けます。
ロープで引き寄せられて接岸。
IT全盛のご時世にあっても、このプロセスは人力なのです。
では、改めてターミナルへ。
バスが着いた直後の混雑も落ち着いて、スムーズにチケットが買えました。
Suica、PASMOも使えるって、さっすが~。
2階に上がり、乗船を待つ列の後ろに付きます。
出航10分前、乗船開始です。
船内の様子
まず向かったのは、上部旅客甲板と呼ばれる船室の上のフロア。
1989年12月に就航した2代目しらはま丸は、総トン数3,351tで、580名の旅客とトラック36台、乗用車110台、バス16台が搭載可能。
現在、東京湾フェリーの久里浜~金谷間は、3代目かなや丸との2隻で運行されているのだそうです。
売店入り口には、チーバくんグッズがズラリ。
レジ脇に並ぶおつまみや軽食の充実ぶりは、40分という短い航海とは思えません。
よこすか海軍カレーまであるんですよ!
そんななかで我々がチェックしていたのは、いわしバーグ。
170円という値段は、ありきたりなホットミールに比べてもとてもお得感があります。
風は強いですが、せっかくなので遊歩甲板へ出てインスタ映えを狙いましょう。
いただきます
■いわしバーグ(170円)、一番搾り 500ml(340円)
「カモメに狙われないようにね」と笑いながら、海に向かっていわしバーグと缶ビールを構えます。
ムチッとした弾力の後、口いっぱいに広がるイワシの香り。
170円をはるかに上回る口福です。
いわしバーグをカモメに奪われることはなかったものの、残り少なくなった缶ビールは一瞬置いた隙に風にあおられて海へ。
不可抗力とはいえ、環境に優しくないコトしてもうた…。
それにしても、いわしバーグを狙われるというのが冗談にならないくらいに、船の後ろからたくさんのカモメがついてきます。
しかもほとんど羽ばたかず、風を受けて浮いているんですからビックリです。
日に焼ける前にと船室へ戻りかけた途中に、ステージのある一角が。
7月下旬から8月末までの間、サンセットクルーズとしてビアガーデンが開かれるのだそうです。
飲むのもいいけれど、こんなところで歌ったら気持ちいいだろうな~。
金谷までは、あっという間
船室でひと息つくかつかないかのうちに、陸地が近づいてきました。
えっ、もう着いちゃうの?
パチンコ屋やホームセンターがあった久里浜の港周辺に比べると、のどかな風景。
船室にいた旅客たちも下船口に集まり、タラップがセットされるのを待ち構えます。
さぁ、金谷ではどんなおいしいモノが待っているでしょうか。
スポット情報
★東京湾フェリー
久里浜港~金谷港を約40分で運行
(久里浜港)
神奈川県横須賀市久里浜8-17-20
046(835)8855
(金谷港)
千葉県富津市金谷4303
0439(69)2111
http://www.tokyowanferry.com/