圧巻の柿すだれ 【岩波農園(甲州市)】

12月2日。ワークショップの前に…

前々から一度見てみたいと思っていた柿すだれ。
長野県民にとって柿すだれといえば、市田柿の産地・下伊那ですが、そのためだけに行くのは…と、なかなかふんぎれずにいました。
そんななか、たまたまInstagramで目にした柿すだれの見事なこと。
山梨にも柿すだれが見られるところがあるんだと、ワークショップついでに足を延ばしてみることにしました。

アクセス

甲府の郊外から国道140号線に入ると、トンネルが続く立派な道路。
この道が秩父まで続いているといっても、ピンとこないのが正直なところです。

一見更地に見える山の斜面は、ひたすらブドウ棚。
さすがは日本一のブドウの産地、規模が違います。

旧道に合流したあたりから、カキの木が目に付くようになります。

おぉ、ココもやってますねぇ。

甲斐武田氏の菩提寺である恵林寺(えりんじ)を目印に、右に折れてすぐ。
大型バス用の駐車場の隣が「岩波農園」です。
一見したところ、フツーの民家にしか見えませんが…。

英語と中国語の案内があるということは、団体客もやって来るのでしょう。

園内の様子

コンテナに入ったカキとユズは、1個100円。

奥へ進むと、作業を待つカキがコンテナに入って何箱も積まれています。
ひとつひとつもかなり大きいです。

家の軒先はオレンジ色一色。

適度に水分が抜けたカキは、ランプのようにも見えます。

しみじみ絵になる風景です。

つるした状態である程度のところまで干したのが「あんぽ柿」、そこから台に移して白い粉が吹くまで乾燥させるのが「ころ柿」
ころ柿になると、生の5分の1くらいの重量になるんですって。

脇の倉庫が販売所兼作業場になっています。
1個300円、1パック1,000円。
贈答用としての発送も好評なようです。

奥では、おばあさんがコンテナに囲まれてせっせと皮むきをしていました。
「今年は豊作で、身も大きい当たり年だったからねぇ」

一方で暖かい日が続き、干している最中に身が崩れてしまうモノも。
売り物にならない品を「持って行きなさい」と、気前よく分けてくださいました。

いただきます

初めて食べたあんぽ柿は、いわゆる干し柿とは全然別モノ。
見て、ゼリーのようなとろりとした身を!

店舗情報

★岩波農園
甲州市塩山小屋敷1579-1
0553(33)9585
https://www.facebook.com/pages/%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E8%BE%B2%E5%9C%92/378504322230708

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