8月17日。お泊まりもゼータクしちゃいました
そもそも相場が高いのか、あるいはハイシーズンゆえに、手ごろな値段のところはすでに満室になっていたからなのか―。
5月の半ば、Shu*Kuraの指定券が取れるかはともかく、宿だけは押さえておこうと検索した時、お盆の越後湯沢で泊まるのがこんなに高いのかと驚きました。
「ならばいっそ、駅に近くて温泉を満喫できるところにしよう」
そういって、ひとり14,000円もする1泊朝食付きプランをフンパツしたのでした。
ほどよくお酒が回って眠くなってきたし、駅構内も外も暑くてうんざり。
チェックイン開始の15時には少し早いですが、行ってみるとしましょう。
アクセス
越後湯沢駅西口から徒歩2分。
温泉通りを右に進むと、セブンイレブンの向かいに看板が出ています。
駐車場も広々。
首都圏ナンバーが目に付きます。
上り坂の途中、滝を流れる水が涼やかです。
エントランス。
華やかさはありませんが、いかにもスキー場の温泉宿といった感じがします。
「ちょっと早いんですけれど、チェックインできますか?」
「大丈夫ですよ」
しかも、先日リニューアルを終えたばかりの東館に泊まれるといわれ、ひそかにガッツポーズです。
部屋の様子
フロント右手のエレベーターで5階へ。
カードキーでもないし、オートロックでもありませんが、ひとり1本渡してもらえるから、自分のペースで温泉に行けてありがたい。
「うわぁ、広い!」
シックな和モダンにトロピカルブルーのベッドカバーが華やかさを添えています。
ソファからスツール、ゴミ箱にいたるまでが雰囲気にマッチして、まるでリビングでくつろいでいるよう。
テーブルの上のトレイには、くるみゆべしがおもてなし菓子として用意されていました。
ブラインドの間から見える景色は、ゲレンデビュー。
入っている人の姿はありませんでしたが、無料プールも解放されていました。
洗面台、シャワー、トイレが独立した水回り。
湯船はありませんが、基本的に温泉に入りに行くのですから十分です。
さっそく温泉へ
部屋に備えられた浴衣に着替えて1階へ下りていくと、フロントの脇に色浴衣のレンタルがありました。
帯も兵児帯に半幅帯といろんな色がそろっていて、コーディネートも楽しそうです。
大浴場は、ホテルの看板にも記されている「季里の湯」と、
殿方用の「若草の湯」、御婦人用の「岩の湯」の3カ所。
「若草の湯」は、夜8時以降、予約制の個人貸切風呂になります。
まずは「季里の湯」へ。
通路を進んだ先の畳敷きの広間が湯上り処となっており、左手が殿方用、右手が御婦人用とに分かれています。
昼間12時半から2時半までの清掃を終えたばかりで、脱衣はほぼ貸切状態。
ドレッサーも広々として、湯上がりのお手入れもじっくりとできそうです。
(写真は、館内案内より)
開け放たれたガラス戸から外の空気が入ってきて、半露天に近い雰囲気。
お湯も熱すぎず、ゆっくりと浸かっていられます。
さまざまな種類をそろえたシャンプーバーも興味深い。
一方の「岩の湯」は、その名の通り、岩に囲まれた洞窟のような露天風呂が特色です。
深夜零時までの営業で、朝風呂としては利用できないので注意。
そしてウレシイことに、夕方6時までは湯上り処でドリンクの無料サービスがあります。
冷酒やオレンジジュースも選べるとはいえ、風呂上がりはやっぱりビール(正しくは発泡酒だけど)でしょ。
また、カラオケや卓球があるのが、いかにも温泉宿。
イブクロをすっきりさせようと、軽くカラダを動かすだけのつもりだったのに、やりだすとなかなかアツくなるのです。
年に1度とまではいわないけれど、4~5年に1度くらいは滞在そのものを楽しむお宿に泊まってみたい―。
そう思うようになったのは、いいオトナになったというコトでしょうか。