飲んで、食べて 越後米づくし Act1「乗り換えに次ぐ乗り換えを経て」 【JR篠ノ井線~しなの鉄道北しなの線~えちごトキめき鉄道】

8月17日。今回の旅に利用したのは18きっぷではなく…

相棒がおよそ1週間の夏休みを過ごしているうち、一緒に休める週末の2日間で本宅から北へとお出かけすることにしました。
JRではない区間も少なくない今回のルート。
コンビニのコーヒーをお供に、相棒は信州往復きっぷ、ワタクシは普通乗車券を買って、明科駅6:33発の長野行きで出発です。

初めての「しなの鉄道北しなの線」

長野駅からは、15分ほどの待ち合わせでしなの鉄道北しなの線に乗り込みます。
「しなの鉄道の赤とグレーのカラーリングって、決してセンスいいとは思えないよね」なんて話していたら、

入線してきたのは、みかん色の懐かしいカラーリング(湘南色)
観光列車の「ろくもん」をはじめ、長野色(初代、二代目)、横須賀色、台鉄自強号色とバリエーションに富んだ車両を保有しているように見えますが、ベースはどれもJR東日本から譲渡された国鉄形電車の115系なんですって(2020年3月からは、軽量ステンレスの新型車両が導入される予定)

窓も開けられるし、正真正銘の「網」棚もある、ひと昔もふた昔も前の車両ですが、

ドアの上部に設置された液晶画面が新しく映ります。
ただし広告専用で、停車駅等は表示されません。

長野駅を発車すると、すぐ右手に車両基地が。
豊野駅から牟礼駅にかけては、緑のトンネルのなかを一気に駆け上っていきます。

のどかだけれど、コレといって見どころのない風景。
飯縄山や黒姫山も、あいにく雲をかぶっています。

えちごツーデーパスで「えちごトキめき鉄道」へ

妙高高原駅での乗り換え時間は15分。
相棒に写真撮影と席の確保を頼んで、改札外へ急ぎます。

やばっ、出遅れたか?

えちごトキめき鉄道や北しなの線の乗車券であれば券売機でも買えるのですが、その先のJRの切符を求める人たちが窓口に並びます。
前の前に並んでいたお兄ちゃんは、新幹線に乗るのに、持っているきっぷが使えるのかどうかとうだうだと。
そんなことで時間を取るなんて…と、ムッと思っていたら、若者10数人のグループが列の後ろに着きました。
おいおい…、ホントに間に合うのか?

心配は杞憂に終わり、無事に目的の「えちごツーデーパス」をゲット。
急ぐ背中ごしに、駅員が待合室に出てグループのとりまとめをしている声が聞こえました。

彼らが来るまでは発車しないだろうと、ホームで撮った1枚。
柱の下半分の色が、長野県側は山をイメージした緑色、新潟県側は天然記念物のトキをイメージした薄い桃色に塗り分けられています。
こういう雰囲気づくりは、北しなの線にはなかったなぁ…。

えらく長い列車だと思ったら、なんと6両編成。
もともとが1995年に登場したJR東日本E127系電車とあって、見た目にも新しく映ります。
篠ノ井線や大糸線で運行されているのと同じ系ですが、ロングシートで広々~。

ひとつ目の停車駅、関山で目にした駅名標。
デザインも洗練されています。

運転手や車掌、駅員が着ているシャツもトキ色。
イメージづくりのうまさは、第三セクターとしてはかなり上をいくのではないでしょうか。

次の二本木は、スイッチバックのある駅。
姨捨駅に続き、本日2カ所目のスイッチバックです。

ちなみに、えちごトキめき鉄道では18きっぷは使えませんが、18きっぷを持っている人を対象とした「トキ鉄18きっぷ」なるモノが販売されています。

妙高高原駅から30分ほどで上越妙高駅。
北陸新幹線も停車する、沿線の主要駅です。

慌ただしく乗り継いできましたが、ココへ来て40分ほどのゆとりができました。
さて、何をして過ごしましょうか。

路線情報

★しなの鉄道 北しなの線
長野(長野県長野市)~妙高高原(妙高市)の8駅・37.3kmを、115系ワンマン列車で運行。
https://www.shinanorailway.co.jp/

★えちごトキめき鉄道 妙高はねうまライン
妙高高原(妙高市)~直江津(上越市)の10駅・37.7kmを、主にET127系電車で運行。
https://www.echigo-tokimeki.co.jp/

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