11月7日。船橋へ歌いに行った帰りに、タエコさんとごはんしました
レッスンが終わってから総武線でひと駅。
近くに住むタエコさんですが、いったんウチに帰ると出るのがおっくうになるからと、帰りの時間をワタクシに合わせてくれました。
「魚が食べたい&駅に近い」というワタクシのリクエストに、彼女が見つくろってくれた店がコチラ。
西船橋で暮らすようになって3年近く、魚がオイシソウだと気になっていながら行く機会がなかった店だそうです。
アクセス
西船橋駅北口を出て正面の道を直進し、国道14号にぶつかったら左折。
ビニールシートを通して、店の明かりがもれています。
「いらっしゃいませ」
入ろうと思った矢先、Tシャツ姿のスタッフから背中越しにと声をかけられました。
「ふたりですけれど、入れますか?」
「どうぞどうぞ」
メニュー
案内されたのはカウンター席。
空いているならテーブル席にしてくれればいいのにと思いましたが、その後ひと組ふた組と入ってきて、ワイワイと盛り上がり始めました。
それにしても、前はカウンター、後ろは壁で、店内写真を撮ろうとしてもメニューしか画角に入りません（苦笑）
「ずっと試してみたいと思っていたんだ」
そういって小松菜ハイボールを選んだタエコさんにつられ、ワタクシは西船ブルーなるお品を。
オーダーしてからフィットネスのオープンに合わせたコラボメニューだと気づきました。
とはいえ、筋肉が喜ぶよだれ鶏は気になる…。
イチオシは築地直送のお刺し身。
定番メニューには、各種浜焼きも並びます。
豚肉の鍋が「新西船名物」って、どういうこと?
裏には、焼きとんや揚げ物、煮込みといった居酒屋の定番が並びます。
静岡おでんは食べたことがあるけれど、姫路おでんなんてのがあるとはねぇ…。
いただきます
■子持ちこんにゃく（390円）、お通し（300円）、西船ブルー（480円）
「子持ち」の名は、シシャモの卵を練りこんでつくっていることによるのだとか。
たんぱく質系のうまみといい、ぷりっとした弾力といい、こんにゃくよりも、むしろかまぼこに近いように感じます。
ゆずが香る西船ブルーをふた口三口飲んでから、タエコさんの小松菜ハイボールを味見。
葉の部分をペーストにしていて、スムージー感覚でいただけます。
お通しに入っている小松菜は、小松菜ハイボールで使わなかった茎の部分を活用しているようです。
■ホンビノス貝浜焼（300円）
たまたま前の日に聞いたラジオで、ホンビノス貝の存在と、船橋がその漁獲量でトップクラスであることを知ったばかり。
特産品としてアピールするために、クラムチャウダー選手権なる催しも開かれていると聞きました。
そんなタイミングで船橋のホンビノス貝に出合ってしまったのですから、試してみずにはいられません。
大きさは、大アサリよりひと回り小さいくらい。
殻にたまったエキスをすすって、磯の香りの濃さに打たれました。
コイツは日本酒とともにいただきたい!
そんなところで目に入ったのがコチラ。
超限定で無濾過生原酒であること以上に、千葉県に甚大な被害をもたらした台風15号からの復興への思いが込められていることがワタクシのココロを捕らえたのです。
■千葉 寒菊 電照菊 レッドおりがらみ 30ml（400円）
無濾過生原酒は売り切れてしまったといわれ、おりがらみを。
ワインじゃないかと思うようなオサレなラベルです。
うん、コレで正しいビジュアル（笑）
甘みが強く、デザートのようなお酒ですが、むっちりとしてうまみに富んだホンビノス貝との相性は悪くありません。
■ブリカマ（480円）
日本酒を待っている間に、コチラのお品も来ておりました。
焼き魚が食べたいと思っていたなか、メニューに見つけた唯一の焼き魚。
小ぶりですが、骨の形がシンプルで食べる部分が多いし、身離れもイイ。
脂も乗りすぎていないのもワタクシ好みです。
■船橋産 めごにんにく揚げぎょうざ（380円）
壁メニューで見つけたタエコさんが「船橋産だって、頼んでもいい?」と。
「栄養価が高く、においが残らない天然のサプリ」とあるのも後押しになりました。
サクッとした軽い口当たりの皮のなかには、ひき肉+ニラの具が少々とまるごとのニンニク。
ホコホコです。
■小松菜焼きそば（630円）
ココまで来たら、締めも西船つながりで。
平打ち太麺というだけでも興味深いのに、小松菜が練りこんであるとは予想もできませんでした。
ちょっと甘めの味付けと、砕いたピーナツのトッピングがパッタイ風。
フェットチーネのような麺は、武骨でしっかりとしたかみごたえがあります。
シャクシャクとみずみずしい小松菜の茎との食感の対比もおもしろい。
う～む、船橋&西船グルメは改めて探究しなくてはいけませんなぁ。
