1月18日。風は冷たいけれどいい天気です
この日はJちゃんとランチ。
当初は金山駅で待ち合わせる予定でしたが、宿から直接のほうが近いと分かり、ひとりで歩いて向かうことにしました。
まわりがバタバタして追い立てられるようにチェックアウトしたので、ずいぶん早く着いてしまいそうだけれど、向かいのセブンイレブンで時間はつぶせそうです。
アクセス
中川運河の右岸、小栗橋と長良橋の間。
Jちゃんから送ってもらったウェブサイトを見た時、住所に「運河沿い」とあるのに笑ってしまいましたが、分かりやすさにおいてはいうことありません。
バスでアクセスする場合、金山駅3番乗り場からは金山21、金山23が、名古屋駅バスターミナル4番乗り場からは幹名駅2が利用できます。
植え込み越しに見えた「VERMICULAR」の文字にココかなと思いましたが、コチラはスタジオエリア。
レストランのあるダインエリアとは、1分ほど離れています。
ダインエリアに足を踏み入れると、すでに駐車場はほぼ満車。
10時にオープンしたベーカリーからの列は、建物沿いにぐるりと裏側まで延びています。
そしてレストラン前にも、オープン待ちと思われる列が。
「行列必至だから、並ぶのが嫌いな人とは行けないんだよね」
Jちゃんがそういっていたのがうなづけました。
となれば、セブンイレブンで時間をつぶしてなんかいる場合じゃありません。
それでもちょっとは偵察をと、運河が見える写真を撮り、
店内の様子をのぞいてから列に着きました。
へぇ~っ、朝8時半からモーニングもやっているんだ。
「お寒いなか、朝早くからありがとうございます」
ほどなくハーブティーのサービスがありました。
キク科アレルギーのあるワタクシにとって、ハーブティーは安易に口にできませんが、ハイビスカスだと聞いてひと安心。
手からもカラダの中からも温まります。
Jちゃんに提案されるまで存在さえ知りませんでしたが、VERMICULARは「この鍋でつくると、料理が何でもおいしくなる」と評判の鋳物ホーロー鍋。
町工場から生まれた世界最高の製品として、その開発ストーリーでも注目されていましたが、昨年12月にブランドの世界観やメイド・イン・ジャパンのモノづくりを体感できる場としてVERMICULAR VILLAGEがオープンしたことで、ますます話題が高まったといいます。
有名テレビ番組で紹介されたばかりとなれば、このくらいの混雑もむべなるかなと。
そんな間にも列は着々と伸び、初回11時の席は列の半ばにして満員御礼。
そして開店時間の数分前から、ひと組ごとに案内が始まりました。
「同行者がもうすぐ着くと思うんですけど」
「大丈夫ですよ。ご案内しますので、中でお待ちください」
全員そろっていないと入店できないんじゃないかと思っていたので、ホッとしました。
店内の様子
入り口すぐには大きな暖炉。
どこからともなく漂っていた、木の焼けるにおいのもとはココだったようです。
席から振り返ると、吹き抜けの広々感が心地いい。
メニュー説明をするスタッフからも、厨房の中のスタッフからも、世界最高の商品とともに働ける誇りが伝わってきます。
まわりがオーダーを済ませるなか、人待ちの図(笑)
と思っていたら、Jちゃん到着です。
メニュー
一番リーズナブルなカレーで1,600円と、ランチにしてはかなりゼータクなお値段。
国産牛のビーフシチューがそそるけれど、朝がステーキだったからカレーかお魚にしようっと。
ドリンクは、値段だけチェック(笑)
VERMICULARで調理した果物を使ったジンジャーエールやレモネードもオイシソウ。
いただきます
オープンから15分あまり。
VERMICULARを持ったスタッフがテーブルを回り、ふたを開けて炊きたてのごはんを見せています。
そんな武器を見せられたら、コーフンせずにいられないじゃありませんか!
■サラダ
全メニューに共通のサラダには、VERMICULARで無水調理したニンジンがドーンと乗っています。
箸ですんなりと切れる柔らかさ、ギュッと詰まった甘味はさすが。
一方で甘いだけではない、ちょっぴり苦い懐かしい風味も感じます。
「コレって、昔ながらのニンジンの味だよね」
■豚すね肉とカリフラワーのスパイスカレー(1,600円)
しっかり密閉されたふたが開けられると、得もいわれぬスパイシーな香りが。
約5時間煮込んだ豚のすね肉と無水調理した野菜を一緒に煮込んだ逸品です。
トッピングは素揚げしたカリフラワー。
ビジュアルもかわいらしくて、VERMICULARに対する興味が高まります。
ライスポットで炊いたレモンライスも運ばれてきて、一式がそろいました。
ターメリックライスのように見えて、さわやかな香り。
「コレ、レモングラスじゃない?」
Jちゃんのいう通り、確かにレモングラスが香ります。
カレーと合わせる前提とはいえ、これだけで食べてもオイシイ。
カレーの味も引き立ててくれるようです。
一方のカレーは、すね肉も野菜も柔らかく、素材のうまみが発揮されているのはいわずもがな。
それ以上に、専門店顔負けのスパイスの調合にやられました。
■国産牛のビーフシチュー(2,100円)
Jちゃんはビーフシチューを。
炊き立てごはんの代わりにポットメイドブレッドをいただきました。
ビーフシチューに使われているのは、カレーよりもひと回り大きなVERMICULAR。
ポットメイドブレッドに使われているVERMICULARは、小物入れにしたいくらいのかわいらしさです。
ポットメイドブレッドは、表面がカリッとして中はふんわりしっとり。
食べごたえも十分です。
素材はすべて大ぶりにカットされ、ゴロッとした食べごたえが楽しめます。
牛肉も箸で崩れるくらいに柔らか。
どちらかというとお肉が苦手なJちゃんが「濃厚だけれどしつこくない」というのも、VERMICULARのなせる業なのかもしれません。
こんなのを経験したら、やっぱりVERMICULARが欲しくなっちゃいますよねぇ…。