6月29日。在宅勤務の後、新宿まで用件に出向きました
用件が終わったのは8時過ぎ。
外ごはん続きの後ろめたさはありますが、時間も遅いことだし、外で食べて帰るとしましょう。
アクセス
最近、新宿に出る時に使うことが増えた、大久保通り~小滝橋通りのルート。
その道中に「過橋米線」の看板を見つけた時、日本で食べられるところがあるなんてと驚くとともに、さすがは大久保と感心したのでした。
過橋米線とは、科挙の試験に向けて勉強に励む夫に温かいモノを食べさせてあげたいという妻の思いから生まれた、中国・雲南省由来の麺料理。
食べ放題とか焼き小籠包という気分ではないけれど、ラムの串焼きにはココロひかれます。
店内の様子
ワタクシが入ろうとした矢先に先客のグループが店を出たところで、図らずも貸切状態。
接客の日本語に違和感はありませんでしたが、厨房とやり取りする時にはなまりの強い中国語に変わりました。
メニュー
煮えたぎったスープと油が入った器を用意し、目の前で生の食材と麺を入れて仕上げるのが過橋米線ですが、
さすがに汗だくになるだろうと、フツーの米線で。
表記こそ日本語ですが、ラインナップはなかなかマニアックです。
串焼きは5本から。
飲みたくなるのは確実なので、今日は封印です。
いただきます
■豚の血とハチノス米線(980円)
牛肉や羊肉の米線に比べて200円も高いコトに一瞬躊躇するも、豚の血が食べられる喜びを抑えることはできませんでした。
注文の際に「辛いですよ」と念押しされましたが、辛いのは大歓迎。
海外へ思うように行かれない現在、中華圏を思い出させる辛さと香りに、切なさも交錯します。
ふるふるの豚の血。
仕上がり直前に加えていることで、チュルンとした舌ざわりとレアな風味が楽しめます。
菜の花のほのかな苦みが合いますなぁ。
ホルモンもたっぷり。
初めてお目にかかった米線は、イメージよりも太め。
米を使った麺でありながら、ビーフンやフォーのような透き通った感じはありません。
口当たりは糸こんにゃくのようにツルッとして、コシのない柔らかな食感がおもしろい。
うどんよりも食べごたえがあって、十分にお腹にたまりました。
寒い時期になったら、ホンモノの過橋米線も食べに来なくちゃね。