11月29日。お散歩の目的は、やはり!?
食後の腹ごなしにと、人家やブドウ畑があるなかを北東方向へ歩くこと40分弱。
甲斐善光寺を右手に認め、県道に向かって上る途中から「ヌーボーフェア開催中」の看板が見えてきました。
山梨に来たからには、やっぱりワインでしょ。
甲府・国母地域における地場産業の振興拠点として昭和60年に開館した「かいてらす」
山梨の優れものを一堂に集めたなかに、ワインも飲めるレストランもあるそうですが…。
アクセス
県道6号(山の手通り)善光寺交差点の南西角。
大型バス10台、普通車290台分の無料駐車場があります。
ちなみに中央線の酒折駅、または身延線の善光寺駅からは、いずれも徒歩15分ほど。
土日祝日および夏休み期間には、甲府駅から県立科学館行きのバスが利用できるそうです。
館内の様子
エントランスには、のぼりがいっぱい。
1階はいわゆる地場産品売り場になっています。
奥がジュエリー売り場になっているのが、特色といえば特色でしょうか。
右手には、県内最大級の品ぞろえを誇るワイン・日本酒の販売コーナー。
この一角がヌーボーまつりということのようです。
ボジョレー・ヌーボーの解禁日が11月第3木曜日なのは広く知られていますが、山梨ヌーボーは11月3日解禁なんですね。
にしても、ヌーボーまつりで試飲ができないとは…。
そこで当初の目的である、2階のレストランへ。
えっ、コレが入り口!?
お世辞にも、「ワインクラブ」という店の名からイメージされる趣きは、これっぽっちも感じられません。
店内も昭和な造り。
それでも意外と広いし、壁面全体の窓から自然光が入って雰囲気は悪くありません。
窓の外には、赤い実だけが残る木が。
晴れていれば、富士山も見えることでしょう。
メニュー
肉料理、魚料理、丼モノから、ご当地名物のほうとうまでとメニューは充実。
富士桜ポークや山梨健味鶏、甲州麦芽ビーフを使った地産地消メニューや、
Go To Eatおよび地域共通クーポン券対応の期間限定ランチセットもやっていました。
とはいえ、さすがにあれだけ食べた後に食べられるわけがないので、
このあたりをアテに、スイーツ飲みといきますかね。
いただきます
■甲州ワイン 赤(340円)、モンブラン(380円)
アクリル板を隔てて、まずは相棒の分から。
ワインは赤か白から選べますが、どの銘柄かは明らかではありません。
このところブドウの風味をストレートに感じられるタイプを飲む機会が多かったけれど、ツウが好みそうな少し渋酸っぱいタイプもイイ。
「このモンブラン、栗が濃厚だなぁ」
赤ワインとモンブランのマリアージュは、見込んだ以上です。
■ワインカカオカクテル(530円)
シェーカーを振る音が聞こえると思ったら、チョッキに蝶ネクタイ姿のバーテンダーがテーブルにカクテルグラスを置き、目の前で注いでくださいました。
赤ワインにカカオと卵を組み合わせたというカクテル。
ショートカクテルらしく、シェイクで砕けた細かい氷が混じっています。
ほんのりとした苦みと香ばしさは、最近味わったばかりのような…。
「そうか、紹興酒だ」
こんなマリアージュは初めて。
卵酒のような温かいバージョンがあってもよさそうな気がします。
「もう1杯飲む?」
「う~ん、それよりは1階で売っていたアレのほうがイイなぁ」
■笹一 辛口生原酒(400円)
以前、小淵沢駅の売店で買って気に入った缶入りの地酒。
生原酒らしいしっかりとした飲み口で、イブクロがすっきりするような気がします。
カクシテ はたこト相棒ハ 無限ノ歩行能力ヲ 手ニ入レタ(笑)