5月15日。知人を訪ねた帰り道
せっかく近くまで来たのだしと、今晩の飲みのお供を手に入れるべく、相棒が目を付けていたお店に立ち寄ってみることにしました。
アクセス
広域農道の古厩交差点から山のほうへ折れると、ほどなく木々が生い茂る森の風景へと変わっていきます。
このあたりは「鈴玲ケ丘(りんれいがおか)学者村」と呼ばれる別荘地。
「キッチンヤマナミ」というテラス席のあるレストランを過ぎたら、左側を注視して進みましょう。
目印はこの赤い看板。
そこから50m足らずで森が途切れ、建物が現れます。
店の名は「Charcuterie Ruz(シャルキュトリーリューズ)」
同じ市内の三郷にあるワイナリーから4月末に移転オープンしたばかりのフランス総菜のお店です。
犬と泊まれる温泉宿を営んでいる知人いわく、奥様が長くフランスで修業されていたのだとか。
ちなみに、先ほど訪れた「あづみのるベーカリー」のカンパーニュサンドにも、この店の合鴨のリエットが使われていましたよ。
店内の様子&メニュー
白い壁と木の床が明るい、コンパクトなお店。
入り口正面の棚には、オーガニックのスパイスや、フランスの有名ブランドの調味料などが並びます。
店の名にもなっている「シャルキュトリ」とは、ハムやソーセージ、パテなど、肉を材料とした加工食品の総称。
「リエット」は肉を煮込んでからほぐしてペースト状にしたモノで、「パテ」はミンチ状の肉を焼いてつくるなんてことも教えていただきました。
これらのシャルキュトリは、100gあたり600円~700円程度。
グラム数では分かりづらくても、厚さやひと切れ単位でオーダーできるのは安心です。
いただきます
温度変化が心配な品ですから、買ったら寄り道せず、おウチへ直行。
これからの時期は、クーラーバッグ持参が安心でしょうね。
■鶏レバーのムース(690円/100g)、フロマージュドテット(600円/100g)、ラタトュイユ(320円/100g)、安曇野パン・ペイザン ハーフ(420円)
「あづみのるベーカリー」で買ってきたパンを切り、ウチにあるモノでテキトーにつくりまして、
キリリと冷やした白ワインとともに、いただきましょう。
安曇野のワインではなくフランス産なのは、総菜に寄せたということで。
鶏レバーのムースは、オレガノ強めのハーブ使いが絶妙。
ワインのためにあるといっていい逸品です。
フロマージュドテット(豚の頭を使った煮こごり)は、プルプルコリコリとして、ジュワッと溶けるような食感がユニーク。
レバーっぽい血の香りとソーセージのような燻製香も、酒飲みにはたまりません。
焼き肉とかステーキといった、お肉そのものが魅力的に映らなくなりつつある我々世代には、シャルキュトリというスタイルが案外イイのかも。