12月10日。およそ2年ぶりにリアルで顔を合わせました
「今度いつ上京するんだっけ?」
仕事に旅にと、長い付き合いのあるアツコさんからメッセージが入りました。
健康意識の高い仲間との集まりのため、先月に引き続いて四ツ谷へ行くとのこと。
先月はたまたま同じあずさに乗るというので、車内で会うこととなりましたが、今回はワタクシが1日早く上京するため、同じパターンは使えません。
「でも、時差出勤で早く上がれるんで、晩ごはんをご一緒しませんか」
とはいったものの、店のアテはなし。
土地勘のないアツコさんが迷わずに行ける範囲で、よさそうなところを見つけられるとイイのですが…。
アクセス
上京した日の健康診断の後、新宿から四ツ谷に向けて歩いていると、四谷三丁目駅の手前で「お野菜と日本酒」と書かれたチラシが目に留まりました。
野菜ソムリエと利き酒師の資格を持つ店主がつくる、おいしくてカラダに優しい料理。
いかにもアツコさんの上京目的にピッタリなお店じゃありませんか。
その一方でアツコさんから「スペシャルゲストを呼んだんだけどイイかな?」といわれ、3人で予約。
バタバタの業務をゴーインに終わらせて、丸ノ内線で四谷三丁目へ急ぎます。
四谷三丁目駅の2番出口からは、新宿通りを新宿方向へ1ブロック。
日高屋の隣のビル、赤地に白抜きの不動産屋の看板が目印です。
メニュー&店内の様子
アツコさんにメッセを送ると、すでに店に入っているとのこと。
エレベーターもありますが、2階だし、階段で行っちゃおうっと。
あ、いたいた。
スペシャルゲストとは、ブログ朋友で台湾&旅つながりのYasushiさん。
リアルで顔を合わせるのは、おととし2月の台湾旅以来です。
カウンターとテーブル、小上がりで20席のほどよい規模感の店。
千葉県匝瑳(そうさ)市出身の店主が、いい個性を放っています。
先にふたりが見つくろった品が並ぶなか、メニューを眺めるのもそこそこに
食前酒として養命酒が出てきました。
養命酒の工場があるのは、長野県駒ケ根市。
信州人としてうれしくなります。
からの乾杯。
ワタクシは「1本食べると1日長生きする」といわれるパワーベジタブルというのが気になって、長命草ハイ(660円)をいただきます。
お酒が飲めないアツコさんは、母ちゃんの自家農園柚子ジュース(660円)で。
瓶ビールでサッポロの赤星が選べるのは酔い店です。
いただきます
■いわしのゴマ漬け(660円)
千葉県九十九里浜の郷土料理。
千切りショウガと輪切りトウガラシがいいアクセントです。
「信州じゃ食べられないから、海なし県民が食べておきなさい」
Yasushiさんにいわれて箸を伸ばします。
■野菜出し巻き玉子(660円)
ホカホカと湯気の立つ焼きたてが出てきました。
これほどのだしの含有率でまとめ上げるのは、相当難度が高いに違いありません。
■陽光農園の蒸し野菜(800円)
チラシで見た時から絶対に食べたかったお品。
陽光野菜というのは、農薬や化学肥料を使わず、米ぬか、草わら、家畜ふんなどの自然肥料のみで育てた野菜です。
タレの小皿も付いてきましたが、何も付けなくて十分。
2杯目は日本酒へ。
香りの高い「薫酒」、軽快でなめらかな「爽酒」、コクのある「醇酒」、常温・熱燗向けの4タイプに分類されています。
■撫瓜 中取り木槽しぼり生原酒(1,000円)
長野県の勢起が売り切れだったのは残念ですが、同じ「醇酒」から岐阜県の撫瓜(なでか)を。
さまざまな色を散らした、ガラスの酒器もシャレています。
あぁ、やっぱり生原酒好きですわ…。
■あたごのまつ(700円)
Yasushiさんは熱燗。
遠慮なしの熱さのため、鍋つかみとともに提供されます。
■自家製ぬか漬け(440円→サービス)
チラシに「野菜料理1品プレゼント」とあるのを思い出し、大将に尋ねると「使えますよ」と。
お酒のアテになるモノをとおまかせしたのがコチラです。
締めは3人でひと品を。
ベジブロスは、最近ウチでもやり始めたんですよね。
■W出し野菜らーめん(880円)
コレがもう、いいようがないくらいに美味。
締めはいらないといっていたYasushiさんも「スープだけで商品化するといい」と絶賛するうまさです。
麺もツルツルとして酔い舌触り。
イブクロが落ち着きます。
郷土愛と野菜への情熱あふれる店主は、YouTubeチャンネルも開設しているとのこと。
野菜好きもそうでない人も、要チェックですぞ。
“偶然がもたらしたベジなプチオフ会 【お野菜と日本酒 大地(新宿区)】” への1件の返信
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