5月14日。フォールカツレツセット@1,980円ほか
「Sing in Unity. Live in Peace(ひとつになって歌い、平和に生きよう)」を合言葉に、全国28拠点(!)で活動するゴスペルグループ「GQ FAMILY」が一堂に会するイベント「GOSPEL IN THE PARK」が、所沢航空記念公園で開かれました。
昨年はひとりで見に行きましたが、今年は相棒とふたりで応援です。
西武新宿線の航空公園駅に隣接する所沢航空記念公園。
Google Mapを眺めていた相棒が、屋外ステージの近くにある「フォール大佐像」の存在に気付きました。
「フォール大佐って、レルヒさん(新潟県上越市にて日本で初めてのスキー指導を行い、スキーの普及に尽力したオーストリア=ハンガリー帝国の軍人)みたいな人?」
調べてみると、大正時代の航空黎明期に技術指導のために派遣されたフランス航空教育団の団長で、日本における「航空の父」とも呼ばれているとのこと。
ワタクシとしてはおバカな問いのつもりだったはずが、当たらずといえども遠からずだったというわけです。
アクセス
相棒が見つけた「所沢なび」の記事のなかには、フォール大佐が愛したカツレツに関する記述もあり、今もそのメニューが食べられるということで、ランチ計画は急展開。
しかも、イベント会場からもそんなに遠くない。
そこで、航空公園に向かう人波に背を向け、駅の西口からスタート。
所沢方向へ線路に沿って進むと、5~6分で国道463号にぶつかります。
ココからは1ブロック南、1ブロック西。
国道463号をいったん西へ進んでアプローチするほうが分かりやすいように思います。
店内の様子&メニュー
明治15年創業の「美好軒」
フォール大佐らが滞在した際、所沢で唯一の西洋料理店だったこの店が、フランス将校ご用達の料亭として使われました。
入り口脇のランチメニューにも「フォールカツレツセット」とあります。
足を踏み入れると、旅館のような雰囲気。
奥から出てきた仲居さんから「ご予約のお客さまですか?」と尋ねられてドキリとします。
でも、空きがあれば、予約なしでも大丈夫。
入り口近く、中庭を望むテーブル席。
この先の廊下には、この店を訪れた著名人の写真やメディアの取材記事などがズラリと並んでいました(撮影はNG)
我々が案内されたのは、宴会や慶事法事にも利用できる掘りごたつ式のお部屋。
この他にもお座敷や離れがあるとのことです。
ランチメニューは、創業当時を伝える洋食のほか、
和の御膳に会席、お弁当。
所沢っ子になじみが深いといううどんにも、少しココロひかれました。
また、アルコールメニューも各種。
ビールは、スーパードライだそうで…。
いただきます
■ハイボール(700円)
料理が出てくるまでの間、1杯のハイボールをふたりで分け合います。
■ハヤシライスセット(1,580円)
洋食屋の定番、ハヤシライス。
おだしの香りが上品なお吸い物と茶わん蒸しは、さすが料亭です。
脂身の少ない牛の角切り肉が柔らかく煮込まれています。
市販のルーを使ってつくるビーフシチューほどしつこくないのがイイ。
■フォールカツレツセット(1,980円)
そしてコチラが、フォール大佐がこよなく愛したカツレツ。
小鉢でドミグラスソースが添えられています。
柔らかな肉質のヒレ肉を、細かいパン粉で仕上げて。
確かにコレは「とんかつ」ではなく「カツレツ」と呼ぶべきお品です。
腹ごしらえの後は
「割烹 美好」から所沢航空記念公園へは、国道463号経由で徒歩10分ほど。
フォール大佐像に一礼してから、イベント会場に入りました。
コロナ禍を乗り越え、この日集まった仲間は500人。
まさに親戚が集まったお祭りの日といったノリです。
うちとこの「天ラブ(映画「天使にラブソングを」)メドレー」も、リーダーの狙い通りみんなのココロをつかみましたね。