登録有形文化財で眼福、口福のひととき【九段会館テラス（千代田区）】

4月20日。パーティーのごちそう

新年度を迎え、所属の会社でもキックオフが開かれました。
対面形式でのキックオフは、コロナ禍前の2019年下期以来とのこと。
加えて、創立から20周年を迎え、記念パーティーと合わせての開催です。

アクセス

土曜日の朝、東西線で九段下へ。
地上に出て、九段下交差点から見える風景に驚きます。
名古屋での高校時代に間近にしていた、市役所や県庁にも通じる雰囲気。
まさか、アレが会場の「九段会館テラス」ですか!?

Google Mapを見直して、間違いでないことを確認。
思わず「すげっ…」と声が出ちゃいました。

新緑越しに見えるウツクシサにも、足が止まります。

1934年（昭和9）に「軍人会館」として建てられ、戦後は「九段会館」として親しまれてきましたが、現代のニーズと合わせて復元・建て替えが行われ、「九段会館テラス」として2022年10月に開業。
登録有形文化財に指定されている建物のうち、正面にあたる北側と、内堀通りに面する東側が保存されています。

敷地内に設けられた説明看板で、ちょっとお勉強。
「帝冠様式」と呼ばれる設計手法は、前出の名古屋市役所や愛知県庁も同じだそうですよ。

正面から撮ろうとしたところ、もろに逆光だったので、斜めから。
お堀を挟んだ先には、日本武道館の大きなタマネギが見えます。

エントランスも重厚な雰囲気。

ロビーにも古きよき趣を感じます。
おっと、イイ時間になってしまったので、急がなきゃ。

店内の様子&メニュー

2時間あまりのキックオフを終えて、3階から2階へ移動。
コチラがパーティー会場です。

会場中央のビュッフェ卓に並ぶ、色とりどりの料理。

手を付けられる前に、写真に収めておかなくちゃ!
ごはんブロガーの血が騒ぎます。

■温製大皿料理
（左）春キャベツとサーモンのレモンクリームパスタ
（右）鮮魚のロースト旬の貝類とカブのソース
それぞれの料理の前には料理名を記したプレートが出ていて、それがいかにも本格的。
この時期、貝類がおいしいんですよね。

（左）カオパットピラフ
（右）新玉葱と塩豚のジェノベーゼ
「カオパット」は、タイ料理の炒めごはん。
殻付き海老が入っているのがゴージャスです。
右側の煮込みも、とろとろのタマネギが見るからにオイシソウ。

■ホタテ貝と旬の柑橘類のサラダキャロットジンジャードレッシング
サラダにも春の彩りが満載です。
柑橘が入ってさわやか。

■フィンガーフード&スイーツ
（左上）春野菜とクリームチーズのテリーヌ
（右上）ヴィシソワーズのスフィリケーショントリュフのサブレに乗せて
（左下）桜海老のトルティージャ
（右下）抹茶とレモンのタルト
ひと口サイズのなかに花が咲いたよう。
こういうのを見ると、パーティーっていう感じがしますね。

■柔らかローストビーフ新牛蒡のマスタードソース
そしてパーティーに欠かせないお肉たち。
ローストビーフにゴボウとは、興味深い。

■フライドジャークチキン
紅いスパイスが食欲をそそる、でっかいチキン。
ふっふっふ、邪悪じゃ…（謎）

コチラの施設では10数社のケータリング会社と提携し、カジュアルからフォーマル、着席コースまで、幅広い対応が可能。
写真と照らし合わせながらウェブサイトをたどり、今回いただいたのは「フォリクラッセ」の料理だと分かりました。
　
ミシュラン三ツ星レストラン出身シェフが手がける料理は、宝石のような美しさ。
旬の食材をふんだんに使用した料理を楽しめるよう、メニューは3カ月ごとに一新しているのだそうです
提供中および提供予定のメニューは、以下のリンクからどうぞ。

https://fuoriclasse.pointworld.net/season_menu/