7月27日。試飲コイン5枚@500円
Hさんの家でひと晩ご厄介になり、2日目は再び単独行動。
柏崎を発つ前に、Hさんが勧めてくれた酒蔵に立ち寄ります。
中越沖地震から復興した、柏崎の銘酒
国道8号の柳橋町交差点を北に折れ、JRの線路を高架で越えてひとつ目の信号を越えた先に、「越の誉」のオフィシャルショップ「酒彩館」があります。
道路に面した入り口はごくシンプルで、のぼりに気付かなければ通り過ぎてしまいそうです。
新しい施設に見えますが、それもそのはず。
2007年(平成19)7月16日の中越沖地震での被害からの復旧を経て、翌年に「和醸蔵」を新設。
その2年後に直売店としてオープンしたのが「酒彩館」というわけです。
「越後銘門酒会メディア」原酒造:https://sake-niigata.com/sakagura/hara/
矢印に従って進むと、大きな杉玉。
その奥に、入り口の自動扉が隠れています。
酒蔵見学が団体および観光ツアー客が対象であるのに加え、試飲もやっていないとのことで、個人でふらりと訪ねても、買って帰るしかできません。
なので、本宅へのおみやげと帰りの道中で飲む分を買って、あっけなく終了。
駅前でお茶できそうなところも見つからなかったので、予定より1本早い列車でお昼ごはんが調達できそうな街まで移動するとしましょう。
予定外だった「ぽんしゅ館」
柏崎から普通列車で40分強。
終着の長岡に着きました。
新幹線も停まる駅のわりに、改札まわりはコンパクトな印象ですが…。
駅ビルに向かおうとしたワタクシの視界に、ガラス一面を埋め尽くす酒瓶と「ポ」のロゴが飛び込んできました。
そうか、「ぽんしゅ館」は長岡にもあったんだっけ!
新潟みやげを取りそろえたコーナーの奥が「唎酒番所」
杉玉に迎えられて、オトナの空間へ足を踏み入れます。
コチラも以前訪れた越後湯沢の「ぽんしゅ館」同様、500円で専用のおちょこ&コイン5枚と交換するシステム。
この日はちょうどJREポイント2倍デーだったので、VIEWカードで払ってポイントもしっかりいただいちゃいます。
越後湯沢の「ぽんしゅ館」に比べると狭いですが、空いているから落ち着いて選んで味わえそう。
コインシェアをする相手がいないので、コインが複数枚必要なイイお酒をいただく作戦で行くとしましょう。
いただきます
■北雪酒造 北雪 越端麗 純米大吟醸(佐渡市)
1種目は佐渡のお酒を(まさにこの日、佐渡金山がユネスコ世界遺産に登録されました)
北雪酒造:https://sake-hokusetsu.com/
コイン投入口脇の説明にあるとおり、本当にパイナップルの香り!
パイナップル好きな子ザメちゃんだったら、さぞかし目をウルウルさせて喜ぶことでしょう(笑)
ペアリングというよりは、冷えっ冷えにしてデザートのように味わいたい。
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■石塚酒造 姫の井 原酒(柏崎市)
2種目はコイン1枚のお品から、パッと目に着いた原酒を。
1912年創業の石塚酒造は、柏崎市にある3つの酒蔵のなかで最も内陸にある酒蔵です。
石塚酒造:https://www.himenoi.com/
「北雪」ほどフルーティーではありませんが、木の実のような香ばしさが感じられて、これまた単品でオイシイ。
書いてなければ、本醸造だと気付かなかったかもしれません。
ちなみに壁の黒板には、ランキングやおすすめが書かれているし、
AIが好みのお酒を探してくれたりもしますが、やっぱり直感で選びたい。
■雪兜シルバーエディション 純米吟醸(長岡市)
最後は、コイン2枚で長岡のお酒いっちゃいます。
「シルバーエディション」って、トガってる~って感じ。
高橋酒造:https://echigo-choryo.co.jp/
前の2種類がしっかりと存在感があっただけに、あまりにすっきりしていて拍子抜け。
好みはともあれ、いかにも新潟らしいお酒だと感じました。
“2024夏 18きっぷで行こう Act3「日本酒のお勉強」【ぽんしゅ館(長岡市)ほか】” への1件の返信
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