8月3日。シェフズランチ@2,800円
この日は(だいたい)3カ月に1度の本社ミーティングのために神谷町へ。
終わってから次の用件までの間、暑いなかを出歩くのもしんどいので、麻布台ヒルズでのんびりランチしようと決めていました。
昨年11月の開業から8カ月あまりといったところ。
前回訪れた時は、営業を開始しているレストランは一部にすぎなかったので、フルオープンになってからは初めての訪問です。
アクセス
神谷町駅の南西から六本木一丁目駅にかけて、およそ8.1ヘクタールの区域にオフィスや住宅、ホテルなどとともに形成された、森ビルの「街」
レストランは森JPタワーに多いようなので、敷地の一番南寄りを目指しましょう。
にしても、某宗教施設が食い込んでいたり、いきなり階段が現れたりで、初訪問には分かりにくい。
ずいぶんウロウロした挙句に、中央広場のなかにエントランスを見つけた時には心底ホッとしました。
旧飯倉ビルおよび麻布郵便局庁舎の跡地に建てられた森JPタワーは、麻布台ヒルズの中核を担う超高層ビル。
地上高325m(64階)は、2024年8月時点で日本一の高さを誇ります。
店内の様子&メニュー
きらびやかな雰囲気に圧倒されながら、エスカレーターでレストランフロアの3階へ。
和洋中、肉、魚といろいろそろっていますが、ワタクシの気持ちはペルー料理になびいています。
日系3世のシェフ、浦田アルド氏が2016年に北青山にオープンしたペルー料理店「ALDO」
その後南青山に移転し、麻布台ヒルズ店の開業とともに新たな店舗を開きました。
ペルー料理ALDO 公式サイト:https://aldoperu.com/
ランチで2,800円は安くないけれど、休日のヒルズだし、ペルーに行った気分になれるし、思いきっちゃえ。
店内はキッチンに面したカウンターとテーブル席を合わせて30席。
ランチタイムも電話および公式サイトからは予約できるようです。
休日のランチは、前菜2種と選べるメーンのセット。
メーンは、牛肉、鶏肉、海老に加え、ビーガンにも対応できるキヌアバーガーがあります。
ちなみにウィークデーだと、同じメーンがサラダorスープと合わせて1,400円でいただけるから、都合が合えばダンゼンおトクです。
いただきます
■セビーチェ
フレッシュなライムをふんだんに使って魚介をマリネしたセビーチェは、ワタクシが初めて知ったペルー料理。
角切りにした真鯛を紫タマネギとともに和えてあります。
ジャイアントコーンはみずみずしく、もう1種はカリカリに香ばしくと、2種類のコーンの使い方もユニーク。
さわやかな味覚は、夏にピッタリです。
■カウサ
ゆでてマッシュしたジャガイモにペルーの黄色いトウガラシで色と風味を付け、ひき肉をサンド。
上には、うずらのゆで卵とオリーブをあしらってあります。
プレートに点々と配したトウガラシのソースを付けていただくと、いっそうラテンっぽく。
■ビーフと野菜のペルー風炒め
牛肉をタマネギ、トマト、ポテトと炒め、醤油ベースで味付けした逸品。
中華系移民の食文化の影響から生まれたペルーの国民的料理なのだそうです。
大ぶりにカットした紫タマネギはシャクシャクと甘くて、トマトがほどよい酸味。
牛肉と入っても赤身肉だし、下味も付いていないので、あっさりとしています。
仕上げに散らしたパクチーの香りもイイ。
地球の裏側のはるか遠い国だけれど、日本人にも親しみやすい味。
ペルーは、フォルクローレの楽曲「コンドルは飛んでいく」だけではないのです。