12月15日。コウジロ歩きは続きます@Priceless
西郷駅を発車後、次が神代であることを知らせるアナウンスに続いて、国見高校生徒会による、鍋島邸の紹介がありました。
神代駅には「鍋島邸前」の副名称も付いていることだし、ココを訪れる人の目的は、やはり一帯の伝統的建造物群なのでしょう。
アクセス
神代駅から神代川をはさんで南。
駅を出て島原方面に進み、ひとつ目の踏切を渡って川沿いを折り返した左手前方、南北450m×東西250m(約9.8ha)にわたるエリアが、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された神代小路(こうじろくうじ)です。
江戸時代の風情を残す町並み
パンフレットやウェブサイトでは、緋寒桜が咲くころの写真がよく紹介されているのですが、この時期は空もどんよりとして寒々しい。
板塀の長屋門も固く閉ざされています。
石垣と垣根の先が、旧鍋島家住宅の入り口。
主屋をはじめ御座敷、隠居棟、土蔵など、敷地内の建物のほぼすべてが国の重要文化財に指定されています。
開館時間は、月曜と年末年始を除く午前10時~午後5時。
入場料は大人300円、小中高生200円ですが、きちんと見るには時間がかかりそうなのでやめちゃいました。
黄葉の神代城跡と神代神社
旧鍋島家住宅の入り口を通り過ぎてから、50m行くか行かないか。
中央桝形の手前から、神代城(鶴亀城)跡に向けて上っていきます。
コウジロのためなら、坂道もエ~ンヤコラ(笑)
ほどなく左手に、鳥居のある階段が現れました。
階段を上りきると鳥居がいくつもあって、
黄色いイチョウのじゅうたんに覆われた空間が広がっていました。
「うわぁ…」
吸い込まれそうな静寂に、時が止まったような錯覚を覚えます。
鶴亀城址と神代の由来について記した看板。
なるほど、加無(神)、之呂(城)で「神様の城」ということらしい…。
その先には、神代神社についての説明もありました。
菅原道真を祀り、鍋島藩神代領の4代領主・鍋島信房が創建した天満宮。
後に、鍋島信房も合祀されたということみたいです。
参道や灯籠もしっかりしていて、なかなか立派な神社であることが伺えます。
「学力向上、武力向上しますように」
来た道を下り、鍋島邸と反対方向に進むと、右手に永松邸。
永松家は、鍋島家の教育係を務めたとされています。
不定期開館のため入ることはできませんでしたが、かやぶき屋根が特色の大型の武家屋敷。
この屋根を維持するのも大変なんだろうな…。
島原街道との丁字に突き当たり、神代小路を振り返ります。
さて、次の下り列車で移動する前に、もう一度「こうじろフェス」をながめていくとしますかね。
施設情報
★神代小路
長崎県雲仙市国見町神代丙
雲仙市観光ナビ:https://www.city.unzen.nagasaki.jp/kankou/kiji003917/index.html