2月8日。週替わりきき酒セット@840円ほか
今月2回目の上京は、出社を絡めずに相棒と土日だけの滞在。
ワタクシが3時ごろまで用件があったため、終わってから浜松町で合流することにしていました。
相棒は先乗りして昼飲みすると意気込んでいましたが、ワタクシのほうが先に到着。
朝からコーヒーを飲みそこなっていたし、カフェで時間調整をするとしましょうか。
アクセス
JR浜松町駅の南口から世界貿易センタービル南館を通って、地上へ。
とくにアテもなく歩いていくと、「浅野日本酒店」という看板が視界に入りました。
国道15号(第一京浜)の1本東の通り、浜松町二丁目交差点と金杉橋北交差点のほぼ中間。
JR浜松町駅南口からは歩いて2分、都営地下鉄大門駅A1またはB5出口からも3分ほどです。
純米酒、四合瓶専門、テイスティングバー併設だなんて、いかにも相棒が好きそう。
とりあえず写真を送っておかなくっちゃ(笑)
店内の様子&メニュー
入り口には杉玉がかかり、「立ち飲みできる酒屋です」と。
「ゆるい店」「昼飲みのススメ」といったこだわりのなかに「日本酒をコーヒーのように」とあるのが興味を引きます。
店内はテーブル、カウンターを合わせて20席。
清潔感があってオサレな雰囲気だから、女性にも居心地酔さそうです。
売り場に並ぶ選りすぐりのお酒は、買うことも飲むことも可。
好みを伝えてスタッフに選んでもらうこともできます。
レギュラー日本酒は、45ml420円、90ml630円。
値札にシールが貼ってあるモノは、色によって値段が異なります。
また、スタッフ厳選のおまかせをいただけるセットや、
非常にお値打ちな週替わりのきき酒セットも。
この日のラインナップは、神奈川県愛川町の「蓬莱」です。
フレッシュでキャッチーな残草蓬莱セットと、昔ながらのきもと造りの昇龍蓬莱セット。
あなたはどっち派?
アテはカウンター上のメニューのほか、入り口脇も要チェックです。
と、写真を頼りに相棒が到着。
スタッフから聞いた説明をそのまま受け売りし、一緒に品定めします。
いただきます
■結ゆい 特別純米酒 生酒(580円)
1種目は、レギュラー日本酒よりもリーズナブルなハウス酒から「結(むすび)ゆい」の特別純米酒 生酒を。
製造元の三千櫻酒造は、岐阜県中津川市で143年の歴史を歩んだ後、2020年に北海道東川町に移転して新たなスタートを切った酒蔵。
一方、販売者の結城酒造は、夫婦で営む小さな酒蔵でしたが、2022年5月に国の有形文化財にも登録されていた酒蔵が全焼。
社長(夫)は茨城県内の来福酒造で、杜氏(妻)が北海道の三千櫻酒造で、同じ材料を使って醸すようになったのが「結ゆい」です(そのため、来福酒造バージョンと三千櫻酒造バージョンがあります)
甘い香りが鼻へ抜けていく感じがすごく心地よく、カパカパ呑めてしまいそう。
「鍋島」に近い系統ですが、それよりもエッジがあるように感じます。
チーズやナッツ、オリーブといった洋モノのおつまみが合いそう。
三千櫻酒造(北海道東川町):https://michizakura.jp/
結城酒造(茨城県結城市):https://www.yuki-sake.com/
■昇龍蓬莱セット(土日16時まで840円)
3種飲み比べに酒肴が付いて840円というんですから、このおトク感は見逃せません。
フレッシュな生原酒も好きだけれど、独特のクセを楽しみたくて、きもとのセットで。
お燗に適した両端は常温で、真ん中は冷やしての提供。
足付きのグラスがシャレてます。
■アテおまかせ3種盛り(800円)
左から、キュウリのお漬物、甘エビの塩辛、ワカサギの唐揚げ。
(中央)昇龍蓬莱 きもと純大 雄町49
濃くてふくよかな味と、少し酸味のある香りのクラシカルなお酒。
味がスッと消える一方、香りは後まで残ります。
(左)昇龍蓬莱 特別純米
食中酒におススメの1本とあるとおり、食事の邪魔をしないお酒。
いくらか古酒っぽい香りがするので、中華のような結構濃い目のモノを持ってきても酔さそう。
(右)昇龍蓬莱 きもと純吟 山田錦60 蔵内参年熟成酒
香りよりうまみが増していて、「剣菱」に似ている印象。
塩サバ、あるいは白身っぽい魚の焼き魚とともにいただきたい。
ココにあるアテなら、カリっとした香ばしさと苦みでワカサギがダントツ!
大矢孝酒造(神奈川県愛川町):https://oyatakashi-shuzo.com/
コーヒーでひと息のつもりが「日本酒をコーヒーのように」とあるのに、まんまとやられちゃいましたな(笑)