8月15日。シンハーバケツ@1,099円ほか
青物横丁でひと息入れて、旧東海道・品川宿さんぽの後半戦。
羽田空港へ向けて降下していく飛行機の音に何度も空を見上げます。
ちょっとだけガンバって、品川神社までも足を延ばしました。
平安時代の末に源頼朝が創建し、徳川家康が戦勝祈願をしたとされる歴史ある神社。
富士山に行くのが難しい庶民のためにつくられた富士塚もあり、登頂するとホンモノの富士山に登るのと同じご利益があるといいます。
また、麓に鎮座するカエルの石像は「富士」と「かえる」をかけて「無事、帰る」という意味なんですって。
アクセス
新馬場~北品川あたりでチェックしていた店にも見事にフラれ、品川駅港南口まで戻ってきました。
ココまで来ればココロおきなく飲めるはずと思いきや、次々と客引きが近づいてきます。
それも単に呼び込みだけでなく、延々と話しかけながら後を付いてきてえげつない。
無視して進んでいこうとしたら、「その先はオフィス街で店はないですよ」と。
品川駅港南口の客引きは、口コミの類でも多くの苦情があがっているようで…。
そんなしつこいヤツらから逃れ、ふと足が止まったのはコチラのオフィスビル。
品川駅港南口からまっすぐ3分の「品川フロントビル」
老朽化で閉鎖となった中日新聞東京本社跡地の再開発として、2010年にオープンした建物です。
オフィスの大部分にはトヨタグループの総合商社、豊田通商とグループ会社が入居。
地上2階から地下1階の3フロアに13店舗の飲食、物販が入っています。
というわけで、地下1階へ行ってみましょう。
階段を下りて、駐車場とは反対方向にレストランへの入り口があります。
しつこい客引きも、さすがにココまでは付いてきませんね。
店内の様子&メニュー
エスカレーターの左手と奥に、海鮮やそばと天ぷら、餃子など9店舗が集結した「品川ゴールデン横丁」
いくつかの店は、同じ店舗として共通でメニューを注文できるシステムのようです。
にしても、品川に「日本ブドウ館」があるとは知らなんだ(笑)
コチラは、日本ワインと和洋創作料理の店ですが、
縄のれんの向こうはタイ料理、その先は韓国料理の店になっています。
ワインはメニューにあるモノのほか、
冷蔵庫にも、各地の個性豊かなボトルが並びます。
お値段も原価+コルクチャージの明朗会計。
クラフトジンや地名を冠したハイボールなど、ワイン以外のドリンクもなかなかユニークだし、
(クリックすると拡大します)
料理もオサレで、お酒が進みそうなモノばかり。
(クリックすると拡大します)
さらに季節の逸品も。
でも、タイ料理や韓国料理も頼めると聞いていたのですが…。
スタッフにタイ料理のメニューを持ってきてもらうようお願いしたところ、「スマホから見られますよ」と。
こんなにウツクシイ料理写真を見ると、アレもコレも食べたくなっちゃいますね。
左側の見出しをたどって、タイ料理。
韓国料理もうまそうなり~。
いただきます
■お通し(550円/人)、シンハーバケツ(1,099円)
お通しは生ハムとグリッシーニ。
ひとり550円は高いと思いましたが、これだけ本格的なモノであれば納得です。
カジュアルに飲みたくて頼んだバケツ入りのシンハービールでしたが、ストローが2本刺さっているということは、ココからダイレクトに飲めと…。
「マジですか!?」と顔を見合わせていると、取り分けるためのグラスとお玉を持ってきてくれました。
にしても、氷がギチギチに詰まっていて、すくいにくい…。
■青パパイヤのソムタム(1,078円)
悪戦苦闘している間に料理も運ばれてきました。
木をくり抜いたような器に盛ったビジュアルもステキです。
久々に食べたけれど、ソムタム好き♡
■とうもろこしのフリット サルサソース(825円)
旬のトウモロコシのみずみずしい甘さと、サクサクの衣、ほのかな塩気のハーモニーに目を見開きます。
そこにサルサソースだなんて、うますぎる…。
■金徳葡萄酒 マスカットベーリーA グラス100ml(869円)
もう少し飲みたいけれど、結構イイお値段なので、1杯をふたりでシェア。
一升瓶に入ったワインには「葡萄酒」という呼び名が似合います。
渋酸味が強くあまり甘みがないので、肉っ気に合わせるのが酔さそう。
■鰻と枝豆のキッシュ(935円)
そして、季節の味をもうひと品。
ふたりでシェアしやすいよう、半分にカットしてくれる気遣いがウレシイです。
ウナギと枝豆で、動物性と植物性の良質のタンパク質。
この組み合わせは、おウチで応用したい。
おまけ
ビンボー症の我々、締めは品川駅の山手線ホームで。
立ち食いそばは「早い」「安い」の庶民の味方ですからね。
■コロッケそば(550円+麺大盛り130円)
ごっそりとネギがのった1杯をふたりで分け合って。
おつゆを吸ってほろっとしたコロッケがまた庶民の味なのです。