プロが焼く旬の美味とともに秋酒を【炉ばた庄屋(松本市)】

9月14日、特大さんま焼き@1,550円ほか

3連休の中日、夕方の電車で相棒と松本へ出てきました。
もともとは、相棒が信州の山へ登りに来る知人と飲みに行く予定でしたが、知人が山登りを見合わせたため、代わりにワタクシに誘いがかかったというわけです。

アクセス

松本駅前から放射状に延びる道のひとつ、公園通りへ。
久々に歩くこのあたりは、お店も雰囲気も随分変わりました。
なにせ、パルコもなくなっちゃいましたから。

駅前から100m足らずの角にある「炉ばた庄屋」
店がオープンした30年ほど前に、相棒がバイトでお世話になっていた店です。

「旨っ」と書かれた大きなしゃもじは、炉ばた焼きの象徴。
「山海の幸」「季節の肴」の文字にココロが踊ります。

店内の様子&メニュー

予約の時間には早いですが、一番乗りで店内へ。
当時、板長だった店長と再会のあいさつを交わします。

カウンターには、オイシソウな素材がスタンバイ。
りっぱな魚や貝に、目はくぎ付けです。

(クリックすると拡大します)
ともあれ、まずは飲み物を。
そうそう、信州では9月9日がひやおろしの解禁なんですよね。

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松本駅西口近くの「麦香」、塩尻の「Monterey Brewing」のクラフトビールも飲めるし、サワー、カクテルもバリエーション豊富。
入手困難といわれる城戸ワインも扱っています。

飲み物を頼んでから、何を食べるか作戦を立てましょう。
ハマグリ! 岩ガキ!
サンマも食べたいぞ~。

(クリックすると拡大します)
魚、肉、野菜のほか、信州の味もいろいろ。

なお、店内はカウンター、テーブルと2階の個室を合わせて100席超。
民芸風で落ち着いた、オトナのための空間です。

いただきます

■ウーロンハイ(450円)、角ハイボール(580円)
1杯目は軽めに飲めて、どんな料理にも合うモノを。
お通し(席料込み500円)の煮魚は、サケだったりタイだったりを一緒に煮てランダムで提供しているとのことです。

■ノニタマゴの玉子焼き(460円)
相棒の熱烈なリクエストで頼んだお品。
口の中でおだしがじゅわっとあふれます。
「出汁巻きは、今でも店長が焼いているんですか?」
「いや、若いのに任せているよ」

■ワサビ菜お浸し(450円)
ツーンと鼻に抜ける刺激がホンモノです。

■国産 馬チャーシュー(680円)
赤身中心でビーフジャーキーに近い、凝縮した肉質。
コラーゲン部分もコリコリとしています。
醤油が若干強めなので、カラシを付けたほうが食べやすい。

そして、炉ばた焼きのひと品目が焼き上がりました。
「写真撮る?」
「はいっ、お願いします!」

■九十九里浜 ハマグリ焼き(2個1,600円)
お値段はなかなかですが、立ち上る芳醇な香りと、湯気のなかから現れるぷっくりした身のウツクシサにうっとり。
かみしめるごとにうまみ成分が口の中に広がります。

■特大さんま焼き(1,550円)
当たり年のサンマをプロの塩加減、焼き加減で。
ほっくりした身はいわずもがな、ワタのほろにがさも愛おしい。

となれば、日本酒でしょ!!

■黒澤 生酛純米ひやおろし 小徳利(770円)
芯のある旨味を感じる、信州らしいお酒。
焼いた魚介のエッセンスをしっかりと受け止めてくれます。
黒澤酒造(南佐久郡佐久穂町):https://kurosawa.biz/

■丸ごと玉ねぎ焼き(400円)
皮付きのまま焼き台の上に転がしたタマネギを、ほど酔いころ合いで提供。
甘くてみずみずしくて、何も付けなくても十分ですが、赤味噌ベースのタレと合わせれば、ますますお酒が進みます。

■みすず 特別純米 お試しグラス(470円)、鮮魚の焼き皮ポン酢和え(350円)
2杯目の日本酒に移行してから、相棒が「コイツが気になるんだよね…」と。
刺し身を引く時に出る魚の皮を有効利用したエコメニューです。
弾力と脂がガツンと来るところにポン酢がしみ込んで、コレだけで日本酒が何杯もいけそう。
美寿々酒造(塩尻市):https://misuzushuzo.com/

■隠れ酒 お試しグラス(580円)
シーズン終わりの夏酒をお手ごろ価格で。
2種類のなかから「互(ご)」のうすにごりを選びました。
ちょっとしゅわしゅわ感もあり、上品などぶろくといった感じ。
でも、焼き皮ポン酢と相性が酔いのは、最初に飲んだ「黒澤」ですかね。
沓掛酒造(上田市):https://kutsukake-sake.com/

店舗情報

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