5月3日。不要不急の外出自粛が求められるなか
食料品の調達は「不要不急」ではないと、青木峠を越えて上田市へ。
密閉空間となるのを避けるべく、窓を開けてクルマを走らせます。
暑くも寒くもなく、気持ちのいいドライブ日和。
ヤマザクラもいつもの年と同じように、山肌を彩っていました。
相棒から「散歩がてら行ってみないか」といわれ、上田城跡公園の駐車場にクルマを止めて歩くこと10分弱。
旧北国街道・柳町は上田城築城とともにつくられた城下町で、江戸期には宿場町として、明治期には呉服屋の並ぶ商い処として栄えた町です。
2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」の舞台になったことで、注目も高まった上田。
普段の週末であれば県外からの観光客も絶えないのでしょうが、外出自粛の状況下にあって、人の姿はポツポツとしか見られません。
アクセス
そんな昔ながらの風情ある街並みのなか、1軒のパン屋があります。
旧北国街道・柳町通りの中ほど。
向かいには、店舗利用者専用の無料駐車場もあります。
店内の様子&メニュー
看板も絵になる、オサレな店構え。
入り口では、かわいい看板猫が出迎えてくれました。
茶トラの凛々しいにゃんこはチャチャ。
店内のベンチと一体化しているのは、先輩格のタマ。
あくまでも私見ですが、猫と共存する店はイイ店です。
木製の素朴な棚に並ぶのは、すべて天然酵母パン。
土間ならではの薄暗くひんやりとした空気も、パンにとって優しそうです。
カンパーニュや食パンなどの主食系は、グラム単位での量り売り。
クロックムッシュやスコーン、パウンドケーキなどは、1個単位で値段が付いています。
また、3,000円分(+α)のパンを詰め合わせて送ってくれる「おまかせセット」も。
信州上田店とあることに「おやっ?」と思ったのですが、東京(富ヶ谷)にも店舗があるんですね。
ドリンクなどとともに店内でいただくこともできますが、今回は持ち帰りで。
いただきます
■玄米キッシュ(250円)、クロックムッシュ(250円)
お米を具にしたキッシュなんて、見るのも聞くのも初めて。
炭水化物×炭水化物なんて焼きそばパンみたいと思いつつ、物珍しさに手が伸びました。
柔らかめに炊いた玄米とありますが、複雑な香ばしさが入り混じった風味は、雑穀とのブレンドと思われます。
それに全粒粉を使ったタルト生地もしっかりとして、香りがいい。
これ1個で十分お腹にたまります。
一方のクロックムッシュは、ホワイトソースたっぷりのリッチな味わい。
コレをおかずにシンプルなパンが食べられそうです(笑)
■カンパーニュ 1/4個(320円→前日分につき20%引き)
酸味が強く、いかにも天然酵母らしいパン。
思ったよりもしっとりして柔らかいです。
■ライ麦 いちじくとくるみ(460円)
ひと目見てオイシイに違いないと選んだお品。
ぎっしり入ったイチジクとクルミが生地の酸味とマッチして、噛めば噛むほど味わいが増してきます。
コレは薄めにスライスするのがおススメ。
今回買ったなかで一番のヒットです。
店舗情報
ルヴァン 信州上田店
ジャンル:サンドイッチ・パン屋
アクセス:しなの鉄道上田駅お城口 徒歩15分
住所:〒386-0012 長野県上田市中央4-7-31(地図)
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情報掲載日:2020年5月3日