9月9日。新宿から小滝橋通り経由で帰る途中
あ、やってる。
緊急事態宣言が明けた後、新宿との間を歩いて行き来するようになったばかりのころは、まだ休業中だったこのお店。
営業再開となった後も、立ち寄ろうと思った時にやっておらず、やっている時には他のモノが食べたかったりで、タイミングがなかなか合わずにいたのでした。
アクセス
小滝橋通り沿い、北新宿百人町交差点と北新宿一丁目交差点の間。
隣は「ニンニク入れますか?」をキャッチコピーに掲げる「らーめん大」の大久保店です。
看板で一番目立つのは、大ワンタン(ナズナ入り)
ナズナといわれても、日本人にとっては七草粥の時にしか見聞きしない存在なだけに、彼らが「荠菜」と呼ぶのは、ナズナとは違う野菜なのではないかという疑問のほうが先に立ちました。
店内の様子
元は自動だったドアを手で開けて入ると、他にお客さんはゼロ。
ワタクシがいる間に訪れたのも、持ち帰りが1件となまりの強い中国人男性がひとり。
ディープな常連さんに支えられている店なのでしょう。
メニュー
上海特色ラーメンに、
上海特色ご飯。
壁にはられた一品料理も、上海料理に特徴的な醤油の色の濃いモノが目に付きます。
コチラは9月15日までの夏限定メニュー。
冷麺はともかく、鴨はどうして通年じゃないんだろう?
そして、手づくりワンタンだけでひとつのカテゴリーをなしています。
ココでも大ワンタンの筆頭にあるのはナズナ。
焼きワンタンや辛いタレで食べるモノもあります。
いただきます
■なずな大ワンタン麺(900円)
塩ベースのスープに、緑色が透ける大きなワンタンが4つ。
チンゲンサイとメンマ、干しエビがトッピングされています。
さっそくワンタンからいただきましょう。
かぶりついた時に鼻腔を抜ける野の香りは、いわれてみれば確かにナズナ。
となると、取れる時期が限られている野の草をどうやって確保しているかが気になります。
でも調べてみたら、どうやら冷凍で一般でも買えるモノみたい。
麺はフツーの中華そば系。
ゆで加減は固めです。
スープは若干しょっぱいといえ、野菜も肉も粉もそろった完全食。
皮の舌触りを楽しむワンタンもいいけれど、こういうののほうが好きだなぁ。