「予定ハ決定デハナイ」の瀬戸内旅 2章1節「自転車神社を訪ねる」

9月1日。本当なら、ココからしまなみ海道をサイクリングする予定でした

出発前に確認していた天気予報では、金曜が曇りで、土曜日が日中雨。
予報はあくまでも予報だし、多少の雨であれば決行しようと、カッパを持って来ていました。
それに、昨日のカラッとした心地よさ。
「雨なんて、うっそぴょーん」
そういって覆るような気がしてならなかったのですが…。

雷を伴う明け方の激しい降りよりはましになり、ギリギリまで判断を引き延ばすも、苦行が予想されることからキャンセルを決断。

レンタサイクルもネットで予約していましたが、これだけの降りならキャンセルも理解してもらえるだろうと、営業開始を待って事務所へ向かいました。
「路面がぬれてスリップするから、やめたほうがいいね」
現地を知る人のアドバイスには、素直に従うべしです。

アクセス

9:30のバスで向島へ移動すると決め、それまでの1時間弱でサイクリングで最初に立ち寄るつもりだった場所まで歩いて往復することにしました。
と、ココで登場したのは、今回のサイクリングのために相棒がダウンロードしたアプリ。
距離と標高を記録するなら、自転車である必要はないわけですから。

島のメーンストリート、県道366号をずんずん北へ。

途中、見通しの良いところから、雨にけぶる景色をカメラに収めます。
左側が鶴島、真ん中が亀島とはオメデタイ。

湊大橋交差点を右に折れて200mほど行くと、

右手に神社の森が見えてきます。
厄よけ、お宮参りから、商売繁盛、結婚式まで。
まるでコンビニのような何でも屋ぶりです。

しかし、いくつも奉納された青いのぼりが、ココが自転車神社であることを語っています。
石段正面ののぼりに記された願主の名は、南房総観光連盟。
南房総もいずれサイクリングに行かなくちゃ。

境内の様子

せとうち七福神(自転車神社とは関係ないのでしょうが)の笑顔に癒やされつつ、

石段を上って境内へ。
さすがにこの天気では、サイクリストの姿はありませんでしたが、

ロードバイクを掛けるスタンドが用意され、サイクリストへの配慮を感じます。

車止めも自転車なら、

絵馬も自転車。
英語で書かれた願い事もありました。

左手の祈祷参集殿をのぞいてみると、ホンモノの自転車が。

もともと交通安全の神様であった大山神社が、しまなみ海道の開通でサイクリストが増えたことを受け、サイクルオアシスに登録。
サイクリストの間で口コミ的に自転車神社として広まったのだと聞きました。
ちなみに、盗難防止祈願もあるそうです。

リベンジに訪れる時には雨に降られませんようにと願い、自転車神社を後にします。
濡れた石段は滑りやすいので注意。
さぁ、帰りは急がないと!

預けておいた荷物を取りに宿へ戻り、往復3.3km。
それなりに使えるアプリではあるようです。

スポット情報

★大山神社(自転車神社)
尾道市因島土生町1424-2
0845(22)0827
http://ooyama.sun.bindcloud.jp/cycle/index.html

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