12月24日。10:00からNゲージの運転が始まるとのことで
スタッフに声をかけられ、「まちなみルーム」へ入ると、津山の街なみを表現したジオラマが。
部屋丸ごとジオラマとはすごすぎます。
我々が乗ってきたのと同じ方向から津山駅へアプローチ。
駅前の蒸気機関車もちゃんと再現されています。
ホテルα-1がβ-1になっているあたりが細かい。
でも、LAWSONはLAWSONのままでしたが。
立体交差の下をくぐっているのが因美線。
壁のパネルには、津山駅周辺の古い航空写真が。
扇型機関車庫が存在感を示します。
美作(みまさか)エリアの鉄道遺産を紹介するパネルもありました。
乗る前に知っていたら、美作河井駅の手動転車台以外にも楽しめたように思います。
「それでは始めます」
JR(国鉄?)のOBらしきスタッフがオペレーションスペースに入りました。
部屋の照明が消え、津山の一日の始まりです。
一番列車がトンネルを出て、橋へさしかかります。
一番の見どころは、なんといっても転車台。
造形物としての出来も見事ですが、動かすためのプログラムもきっと緻密に考えられているのでしょう。
夜になり、1日の勤めを終えた列車が車庫へ。
お疲れさまでした。
「あゆみルーム」と「しくみルーム」
続いて「あゆみルーム」で歴史をお勉強。
昭和初期の時刻表。
使い込まれた感じがまた萌えるんです。
年表の最後に載っているのは「津山線開業120周年」
しかもそれは、我々が訪れたほんの3日前のこと。
1,200セット限定で発売された記念入場券の0001番、0002番にもお目にかかることができました。
Nゲージで車両の変遷を眺めてから、隣接の「しくみルーム」へ。
鉄道の技術と工夫について、体験を交えて紹介するエリアです。
改札方法や切符も時につれ…。
ダイヤの無駄のない線に見ほれます。
行先表示のあれこれ。
車両製造銘板や区名札、ほうろう製の駅名標が並ぶなか、
ワタクシの興味を引いたのは、車両番号のルールを説明するパネル。
コレが理解できると、もっと「鐵」が楽しくなることでしょう。
しくみは子どもにも分かりやすいよう説明されています。
線路の幅の違いは知っていたけれど、こういう構造になっているとは。
ポイントのしくみやカーブを曲がる仕組みは模型で体験。
大人も夢中になっちゃいます。
そんなこんなの楽しみが詰まった「津山まなびの鉄道館」
決してアクセスのいい場所とはいえないにもかかわらず、開館から1年2カ月ほどで来館10万人を達成したのも納得です。
施設情報
★津山まなびの鉄道館
津山市大谷
0868(35)3343
午前9時~午後4時
月曜(祝日の場合はその翌日)、12月29~31日休館
http://www.tsuyamakan.jp/manabi/