12月17日。とある筋では有名なお店です
「トルコライスなら、『自由飛行館』のがバランスがいいそうですよ」
2年前の長崎旅の折、銅座の飲み屋の女将さんからこんな話を聞きました。
「自由飛行館」は、長崎出身のシンガーソングライター、さだまさし&佐田玲子兄妹ゆかりのカフェ。
さだファンにとっては、聖地ともいえる存在です。
アクセス
思案橋電停から電車通りに沿って150mほど。
信号のあるT字路を北に曲がって、坂を上っていきます。
崇福寺の前で、道は大きく左にカーブ。
その左手に「自由飛行館」があります。
プロペラ機をデザインしたロゴは、さだまさしの独自レーベル「フリーフライトレコード」から。
足元には、佐田玲子のクリスマスライブスケジュールがありました。
店内の様子
店内はゆったりとして落ち着いた雰囲気ですが、
正面奥が1段上がって、ライブができるようになっているのが特色。
壁際の棚には、佐田玲子のCDが並んでいます。
そしてカウンター上部に、さだまさしのサイン。
イイ感じに力が抜けて、和みますねぇ。
メニュー
トルコライスが今回のターゲットですが、他のメニューもひととおりチェックしていきましょう。
フリーアルバムを使ったメニューを繰っていくと、最初にドリンク類。
オリジナルブレンドのコーヒーは、飛行館ブレンドと名付けられています。
まさし&玲子の父親がロシアで生まれ育ったというのは、その筋では知られている話。
ボルシチは、きっと佐田家の食卓に幾度となく上がったメニューなんでしょうね。
カレーやナポリタンといった喫茶店の定番に、
カステラを中心としたスイーツメニューも充実しています。
いただきます
■トルコライス(1,250円)
「オトナのお子様ランチ」という表現がしっくりくる、ワクワクするお品を盛り込んだワンプレート。
前回食べた店に比べるとおとなしい印象ですが、居酒屋の女将が「バランスがいい」といったのがうなづけます。
カステラも試してみたかったので、サービスしてもらえたのはウレシイ。
ピラフの上に、薄手でサクサクのカツ。
赤いソーセージの入ったケチャップ色のナポリタンもノスタルジーを誘います。
ワタクシは先ほどのおやつがイブクロに重かったので、取り皿をもらって、ミニサイズのトルコライスで。
■シナモンティー(550円)
飲み物には、さだまさしの曲のタイトルにも登場するシナモンティーをいただきます。
紙包みの中身も、ちゃんとバラの形の角砂糖。
80年代に「待つわ」でブレイクした女子大生デュオ「あみん」の名が、この曲に登場する喫茶店に由来しているというのは、そこそこ有名な話だったりします。
「佐田玲子さんですか?」
お勘定の折に尋ねてみると、まさかの経営者ご本人でした。
ワタクシにカメラを預け、ツーショットで写真に収まる相棒。
「『さだまさしの音楽工房』見てましたよ」
「えっ、そんなに懐かしい昔の番組が出てくるなんて!」
お店にいらっしゃると分かっていたら、コレを持って行ってサインしてもらったんだけどなぁ…。