マイルとGo Toで行く長崎 2章11節「銅座で刺し身飲み」 【いわしや(長崎市)】

12月12日。オイシイお魚が食べた~い

せっかく海の幸に恵まれた長崎に来たのだし、刺し身で1杯飲りたいと、ホテルからほど近い銅座の街へ繰り出すことにしました。
昔ながらの趣がある飲み屋街。
しかし、週末だというのに人通りはほとんどなく、どこも静まり返っています。
「Go To」にアクセクするにわか観光客ではなく、平日の仕事帰りに立ち寄る常連さんで持っているエリアなのでしょうか。

アクセス

銅座は、中島川、その支流の水路、春雨通り(市道浜町油屋町1号線)に囲まれた一帯。
路面電車では、1または4系統の観光通り停留所からアーケード街に背を向けて進みます。
あとは勘と鼻を効かせて、酔いお店をかぎ当てて…。

相棒が事前にピックアップしていた1軒目の前で様子を伺っていると、ガラッと扉が開きました。
「オイシイ魚ありますよ」

「キビナゴはありますか?」
「もちろんありますとも!!」
そんな女将さんの勢いを前にしたら、入るほかないでしょう。

メニュー

店先のメニュー看板で吟味するどころではなかったので、どのくらいの相場なのだろうと不安でしたが、海鮮をウリにする個人店としてむちゃくちゃ高くはなさそうです。
それにしても魚の種類といい、調理法の豊かさといい、海なし県とは違いますなぁ。

日本酒、焼酎は、長崎の銘柄を中心に。
物珍しいからとジャガイモ焼酎を頼もうとしたら、「あまりおいしくないから、やめておきなさい」といわれました(苦笑)

いただきます

■お通し
きんぴらとマカロニサラダは、どちらもそれだけでひと品になりうる量。
本編の前にお腹いっぱいになってはいけないと、控えめに箸を伸ばします。
きんぴらは、だしと甘味が効いた味付けが九州っぽい。
マカロニサラダは、キュウリのにおいが染み付いていて食べられませんでしたが、相棒いわくバナナが入っていたのだとか。

六十餘州(700円)は、熱燗で。
甘めだけれど、力のある味です。
五嶋芋(600円)のお湯割りは濃いめに割って、別にポットを置いておいてくれます。
「香りがよくて、ゆっくり味わえますね」
「アナタ、ホントに好きなのね」

■いりこ(煮干し)
女将さんの話に相づちを打っていると、「つまんでみてごらんなさい」とサービスしてくださいました。
「佐世保の朝市で『採れたての煮干し』とあるのを見て、煮干しなのに採れたてだなんてと、不思議に思ったんですよ」
「コレがその、採れたての煮干しよ」
鮮度が違うと、こうも違うモノかと。

さらにおみやげとして、袋いっぱいもらっちゃいました。

■刺し身(キビナゴ、カワハギ)
お目当てはキビナゴでしたが、おススメといわれてカワハギもお願いしちゃいました。
キビナゴぴかぴか~。
カワハギは、口を尖らせたでっかい頭が特色ですね。

背中から手開きにしたキビナゴは、チュルンとした舌ざわりとしっかりした身を楽しみます。
自家製の酢味噌(ぬた)で食べるのがおススメだそうですが、紅葉おろしとレモン汁も美味。

カワハギはコリコリとした身を肝醤油で。
肝だけでもねっとりして、酔いアテです。
肝醤油で食べるワカメ、気に入った~。

■杵の川 純米(700円)
それぞれ1杯目を飲み終えて、もう1杯をふたりでシェアしましょうと。
ぬる燗で刺し身、ツウな味わいです。

他にお客さんがいなかったせいもあって、女将さんは我々の脇でずっと話しっぱなし。
長崎出身のシンガーソングライター、さだまさしの楽曲「風に立つライオン」のモデルになった医学校の教授陣がしばしば足を運ぶのだとも話してくれました。
銅座で43年の老舗というだけに、聞こうと思えばもっといろんな話が出てくるのではないかと…。

店舗情報

関連ランキング:魚介・海鮮料理 | 観光通駅思案橋駅西浜町駅

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

“マイルとGo Toで行く長崎 2章11節「銅座で刺し身飲み」 【いわしや(長崎市)】” への1件の返信

コメントは受け付けていません。