7月13日。湯田中で泊まったお宿です
「小布施見にマラソン」のスタートは午前6時。
4時台に2本の臨時列車が出るとはいえ、その時間に長野まで行くのは不可能なため、前日泊まりを決めました。
海の日の3連休だという意識がなく、すっかり出遅れてしまったワタクシ。
GW明けにウェブサイトで調べたところ、長野駅エリアのホテルは強気な値段のところしか残っていませんでした。
「ならばいっそ」と思いついたのが、長野電鉄の終着駅である湯田中。
マラソン前日に温泉でまったり、それはそれでゼータクなんじゃない?
駅から近いことを重視して選んだのは、ホテルゆだなか。
10畳の和室でのびのびできるし、温泉にも入り放題だしで、3連休中ということを鑑みれば、ひとり7,560円(+入湯税150円)はアリな値段です。
地元産のお米が自慢の朝ごはんを放棄せざるを得ないのは、悔しいですが。
アクセス
長野電鉄で湯田中駅に到着。
年季は入っていますが、思っていたよりもしっかりした駅舎です。
ココには長電バスの営業所があり、志賀高原や渋峠方面への路線バスのほか、中野駅行きの路線バス、関西方面への高速バスも停車します。
さて、Google Mapで場所を確認しましょうか。
駅からは直線距離で200mちょっとといったところ。
と、目の前に近道の看板を見つけました。
アジサイの咲くお堂の脇を抜けて歩いて行くと、
どう見たって、裏口ですよね?(苦笑)
ブロック塀にビス止めされた案内板には「湯田中ヘルスケアーセンター」の文字も。
そういえば、湯田中ヘルスケアーセンターって、はるか昔にラジオCMあたりで耳にしたことがあったような…。
裏口から入るのは本意ではないので、ぐるりと回って表口へ。
なかなか立派なホテルに見えますが…。
右手の高い建物は、デイサービスを併設した高齢者向け住宅。
駅近、温泉付きとはいえ、どんな人が入居するのでしょうか。
気を取り直して、コチラから入っていきましょう。
薄暗い通路に不安になりかけたところに入り口出現。
裏口からのほうが近いくらいです。
封鎖されていた途中の階段は、かつてはホテルのフロントにつながっていたのが、高齢者向け住宅になったことで役目を終えたのだろうと推測します。
ヘルスケアーセンターの受付を兼ねたフロント。
チェックインから電話の対応まで、ひとりでやっているので、かなり大変そうです。
時間帯によっては、食事の準備、片付けの手伝いにも駆り出されているみたい…。
客室の様子
エレベーターで2階へ上がって部屋へ。
昔のスキー宿そのままの廊下が懐かしさを誘います。
周辺の地名が部屋の名前になっているのも、旅館には典型的です。
我々が泊まった部屋は「発哺」
ワタクシは読めましたが、みなさんは読めるでしょうか?
(ヒント:志賀高原にあるスキー場のひとつです)
部屋に入ると、布団が敷いてあるというシアワセ。
木の衣装盆に浴衣とタオル、アメニティが用意されています。
重厚な金庫も旅館の定番。
でも、その上にテレビを置くかなぁ?
ふた付きの茶道具入れのなかに、急須と湯飲み、茶托が納められています。
こういうところでも電気ケトルが使われるようになったんですね。
大浴場があるので、トイレと洗面台だけでも十分。
お湯も出るし、ウォシュレットもあります。
かけ流し温泉の大浴場
大浴場は、1階ロビーの奥。
朝8時~10時の清掃時間を除き、深夜早朝でも入れます。
(写真は公式サイトより拝借)
メーンの大きな湯船に、立ち湯、寝湯、薬湯、サウナ…。
ヘルスケアーセンターと共用なだけに、お風呂の充実度は見事です。
しかも、湯の華が浮かぶ天然温泉100%のかけ流し。
なのに、匂いもきつすぎず、ヌルヌルすることもなく入りやすい温泉です。
露天はないけれど、ぬるい湯船もあるからじっくり入ってメンテナンスできるのもイイ。
日帰り温泉として、大人500円、子ども300円で入ることもできますよ。
いただきます
さて、ワタクシは食べられなかった朝ごはん。
マラソンのスタート後に、相棒が宿に戻ってレポしてくれました。
宴会場が朝食会場。
ごはんのお供や煮物が一列に並びます。
一応、パンも選べるようです。
小魚の甘露煮と卵焼き、ウインナー、枝豆ののった長皿とサラダ、卓上コンロの上の鍋がデフォルト。
鍋のなかでは、そばだんごのおつゆが煮えています。
野菜中心でかなりの薄味だったとか。
一番のごちそうだったのは、やっぱり地元産のお米!?