汗も、涙も、鼻水も出放題。でもイブクロはすっきり 【東京ボンベイ(渋谷区)】

7月15日。ハーフマラソン完走から一夜明けて

即効性の高いエネルギーを意識した朝ごはんに始まり、エイドもフルーツやらアイスやら。
普段食べない甘いモノで疲れたイブクロは、スパイシーなモノを求めていました。
この日は夕方から、恵比寿で用件がひとつ。
あのあたりにおいしいカレー屋はないかと、ネットで検索します。

一帯は思った以上にカレー屋が充実していましたが、祝日の夜となると、そのいくつかは営業時間外。
脂が強い日本のカレーは胃もたれしそうだし、タイカレーという気分でもないし…と思うなかでピンときたのが「東京ボンベイ」という店の名でした。

アクセス

JRの線路際にあることをGoogle Mapで確認はしたものの、位置関係をつかめずいささか遠回り。
恵比寿ガーデンプレイスの前まで来ると、GPSはすぐそばを指していましたが、それらしい店構えは見当たりません。
と、オープンテラスのにぎやかな店とファミマの間に階段を発見。
とりあえずココから線路沿いへ降りていきましょう。

看板も見当たらず、いったんは素通り。
でも、GPSの位置によると、どうやらこの場所で合っているようです。
(写真は帰りがけに撮影)

Y字路突端の三角地、しかも入り口は線路とは反対側。
初めての人が迷わずたどり着くのは、奇跡といってもいいのではないでしょうか。

メニュー

黒壁の中に浮かび上がるディスプレーボックスのなかに、メニューがポツリ。
角は丸まっているし、ライトで裏刷りが透けているしで、ちゃんと見せる気がないのではと思ってしまいます。
しかし、カシミールカレーがあるとは本格的。
「45年不動の一番人気」「極辛口」のコメントに引き寄せられます。

店内の様子

「やっていますか?」
だれひとりお客さんがいない店のドアを開けるのは、なかなかのドキドキもの。
インド人らしき女性スタッフにいわれるまま、入ってすぐの券売機でポチッとします。
出てきた食券はプラスチック製。
商品名は書かれておらず、色で区別しているようです。

立ち食いスタイルで席数はわずか5席。
持ち帰りの比重が高いのかもしれません。

カウンターの一番奥からは、厨房の様子ものぞくことができました。
おっきな豚バラ肉がうまそ~。

いただきます

■カシミールカレー(900円)
「ごはんの量はこれでいいですか?」
ロゴ入りのお皿に盛ったごはんに続いて、金属製の長皿に入ったカレーが運ばれてきました。
なるほど、アツアツの器でテーブルの塗装をダメにしないためなのか。
ゴム製のプレートを敷いてある意味が分かりました。

サラサラとしたルーは、色も香りもウスターソースのよう。
チキンのかたまり数切れと、ジャガイモひと切れのいさぎよいカレーです。

ごはんにたっぷりとかけて、ワクワクして口に運ぶと…。

なんじゃこりゃ~!

キョーレツな辛さに、ごはんの上にかけたルーと長皿のルーを交互に見比べます。
マジでこんなに食べきれるんだろうか…。
辛いモノには強いと自負しているワタクシですが、早くも弱気になりかけています。

ひと口食べて鼻水をすすり、もうひと口食べて汗をぬぐい。
気づけば、目にも涙が浮かびかけています。
あかん、完食できないかも。

と、ガラス容器に入った2種類のピクルスの存在に気付きました。
(アレルギーのある)キュウリは食べられないからと、タマネギのアッチャールをたっぷりと。
感覚を失いかけていた舌がさっぱりして、コレならいけるという感触を得ます。

長皿のルーをかけきって、ゴールが見えてきました。
って、マラソンの続きみたい(笑)

完食間近にして、カウンターの中のスタッフが「冷たいチャイにしますか? 温かい…にしますか?」と声をかけてきました。
「温かい」の後が聞き取れなかったけれど、冷たいモノよりは早く辛さから復活できるように思い、温かいので。
デミタスサイズのコーヒーに、チョコレートがひとつ添えられてきました。
鼻をかみ、汗をぬぐってひと口。
あぁ、しみじみする…。
イブクロも狙い通りスッキリです。

店舗情報

東京ボンベイ
ジャンル:インドカレー
アクセス:JR埼京線恵比寿(東京都)駅東口 徒歩6分
住所:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-23-1 ABCアメリカ橋ビル103(地図
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情報掲載日:2019年7月15日

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