日本酒で知られる立ち飲みの老舗、おそるおそるのデビュー 【スタンディングルーム鈴傳(新宿区)】

8月2日。歌舞伎町でちょい飲みの後

時間も早いことだしと、歩いて帰りだしましたが、やっぱり暑い。
コンビニや100均で涼みながら四ツ谷までやってきたとはいえ、もはや気分的にめげてしまいそうです。
かといって、ココまで来たら地下鉄に乗るのも悔しい。
もう少し気温が下がるまでひと休みしようと思った時、思い立ったのは、日本酒に詳しい人からたびたびその名を聞く、老舗の立ち飲みでした。

アクセス

四谷見附交差点のひとつ新宿寄りの角を南へ。
中学校に近く、学習塾も多い閑静な一角においては、異質の存在に思えなくもありません。

かつて近くに住んでいたこともあったというのに、日本酒は飲めないからとトライできなかった店。
でも、今のワタクシは、あのころのワタクシとは違います。
さて、お気に入りに出合うことができるでしょうか。

店内の様子

一見して、フツーの酒屋。
しかし、通路のそこここに通い箱と板を重ねたテーブルが設けられ、人々が立ち飲んでいます。
いったいココはどういうシステム?

きょろきょろしながら左手ののれんをくぐって、スタンディングスペースへ。
カウンターの一番手前で注文をし、空いているところで立ち飲むということのようです。

「メニューはありますか?」
「メニューはないから、お酒は壁にはってあるモノ、おつまみはショーケースに並んでいるなかから選んで」
西日本の日本酒があればと思っていたけれど見当たらないので、無難にビールをいただくとしましょう。
黒ラベルは大瓶しか選べないといわれ、スーパードライの小瓶で。
お代はその場で支払いです。

いただきます

■瓶ビール 小(370円)、煮卵(400円)
新宿から歩いてきたとはいえ、まだお腹はいっぱい。
お腹にたまらないものをと、煮卵をいただきました。
醤油の色そのままでギョッとしますが、意外と味はマイルド。
小瓶とはいえ、スーパードライを飲み切るのは正直キツイ…。

メニュー

注文の時には落ち着いておつまみを見ることができませんでしたが、まわりを眺めてみると、串カツやイワシの煮物、ゴーヤチャンプルなど、どれも手づくり感があってオイシソウ。
マカロニサラダは、お腹いっぱいじゃなかったら頼みたかったなぁ。

うまい日本酒の秘密は地下にあり

近くに勤めている朋友をうらやましがらせようと写真を送り付けたところ「あと30分で仕事が終わるから待ってて」と。
しかし、お代わりする気にはなれないため、1杯で切り上げて、地下にある貯蔵庫をのぞいてみることにしました。

階段を降りて正面は、純米酒や本醸造などの定番酒を収めた夢想蔵。

室温は10度。
この時期には気持ちのいい温度です。
東北、北陸の酒が充実している一方、なぜか信州の酒はひとつも置いてありません。

この中から室温5度の独創蔵につながっています。
コチラは吟醸酒や生酒など。

いったん外に出て、氷点下3度と、最も温度の低い幻想蔵へ。
温度変化にとりわけシビアな大吟醸や吟醸生酒が並びます。

これほどに日本酒が大切にされているからには、ビールなんて飲まずに日本酒にしておくべきだったかなぁ…。

店舗情報

スタンディングルーム鈴傳
ジャンル:日本酒バー
アクセス:東京メトロ南北線四ツ谷駅2番口 徒歩2分
住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷1-10(地図
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情報掲載日:2019年8月2日

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