8月11日。出発は新橋・SL広場から
前々からやろうと思いながらなかなかチャンスがなかった、アンテナショップでめぐる日本旅。
SLで旅気分を上げてスタートです。
1-2県目:香川、愛媛
ガードをくぐって銀座口へ出ると、都道405号（外堀通り）を挟んで、とっとり・おかやま新橋館と、せとうち旬彩館がはす向かいに位置しています。
「この通りは瀬戸内海?」
相棒のたとえが冴えています。
手前にあるのは、とっとり・おかやま新橋館ですが、瀬戸内海（笑）を渡らなくてはならないので「せとうち旬彩館」から。
去年夏のしまなみ海道、今年春の讃岐うどんはしごが思い出されます。
ガラスに描かれたみきゃんは、しまなみ海道サイクリングにちなんだサイクリストスタイル。
一方の青鬼（「親切な青鬼くん」という名前だそうです）は、香川には鬼ヶ島があることを知らないとピンと来ないかもしれません。
■じいじいが孫のために作ったお魚せんべい（324円）
2階にレストランがあるとはいえ、つまみ食いができる場所はなかったので、ココでは瀬戸内産ちりめん100%使用のお魚せんべいを購入。
見るからに、お酒のアテに酔さそうです。
3-4県目:鳥取、岡山
続いては、瀬戸内海を渡って「とっとり・おかやま新橋館」へ。
店の前の木立は路線バスの休憩地点になっていて、バスが止まっていないことはありませんでした。
「桃太郎線」や「ももちゃり」に始まり、あらゆるネーミングに「モモ」が使われていた岡山。
「ももてなし」という愛称を知った時、「ココまで進出するか!?」と苦笑するしかありませんでした。
でも、岡山のモモと鳥取のナシの組み合わせだと分かって納得。
■清水白桃ソフトクリーム（420円）
ココでは、イートインコーナーでモモのソフトクリームを。
シャーベットのようなシャリシャリとした食感とともに、上品なモモの香りが広がります。
せっかくイートインコーナーがあることだし、カットフルーツをやればニーズは高いだろうになぁ…。
5県目:群馬
外堀通りから左に折れ、銀座エリアへ。
中央通りの1本東側の道を歩いていきます。
「ぐんまちゃん家」がコチラに移転したのは、1年ちょっと前の2018年6月。
歌舞伎座の近くにあった時の印象が強かったので、パッと見、裏口かと思ってしまいました。
■分福 直汲み生原酒（500円）
バーカウンターがあって、スパークリングワインやワインなどが飲めるとなれば、当然のなりゆきでしょう。
今月の群馬の地酒は、桂川、分福、秘幻の3種類。
もち米四段仕込みや、花酵母を使ったお酒も珍しいですが、やはり選んでしまうのは生原酒です。
ワタクシ好みの、しっかりと芯のある飲み口。
酒どころという印象はほとんどないけれど、群馬のお酒も悪くありませんなぁ。
6県目:長野
4カ所目は、通り道だからと地元長野を冷やかしていくことに。
銀座五丁目交差点からみゆき通りを右に折れ、銀座鈴らん通りを進んだ左手に「銀座NAGANO」はあります。
店構えはシックだし、「氷」ののれんは出ているしで、喫茶店だと思って通り過ぎてしまうところでした。
コチラでも日本酒の試飲。
2種類ある3種のみくらべから、以前飲んでおいしかった北安大國を含む、酒米3種のみくらべでいただくとしましょう。
日本酒のみくらべに先駆け、養命酒製造のクラフトジン「香の森」を試飲させてもらいました。
日本古来の香木であるクロモジと、18種の厳選されたボタニカルを使用した品。
なかなかのお値段ですが、今までに飲んだジンに比べれば、口当たりも鼻腔を抜ける香りも別格です。
■酒米3種のみくらべ（800円）
向かって右から、山恵錦使用の北光正宗 夏の純米吟醸（飯山市）、たかね錦使用の喜久水 夏純米（飯田市）、ひとごこち使用の北安大國 純米吟醸原酒（大町市）
右から左へと注がれた順番に従って、飲みごたえが増していきます。
一番しっくりくるのは、やはり北安大國。
北光正宗はさらっとしすぎてもの足りないけれど、喜久水は同じ南信州の今錦と通じるところがあって、気に入りました。
「スタッフは長野県出身なんですか?」
そう尋ねると、ひとりは茅野市の出身とのこと。
「安曇野から来たんですよ」と話したところ、長野県からの来店者も多いのだそうです。
信州人は地元愛が強い?（笑）
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