グルメサイトで高評価の餃子と、岸田今日子が愛した炒飯と 【珉珉(港区)】

8月31日。思い立ったのは本当に突然でした

土曜日夕方からの集まりに誘ってきたアツコさんから「何でもいいから1品持ってきて」とメッセージが入ったのは、前々日の夜。
健康管理に高い関心を持つセレブな方々が集う場に下手なモノは持っていくわけにはいかないと、プレッシャーがかかります。
行きがけにお煎餅を買っていくあたりが無難だろうか?
そう思って眠りに就いたのですが…。


夜中に目が覚めた後、寝付けなくてInstagramをのぞいていると、餃子専門のインスタグラマーさんのオイシソウな写真が。
焼きたての餃子を持ち込んだら喜ばれるのではないかと、すぐさまグルメサイトで持ち帰りのできる餃子の店を検索します。
あれっ、赤坂の珉珉って?

見覚えのある店の名に、かつて愛読していたあの本を手に取ると、まさにその場所にしおりが挟んでありました。
集まり前に、赤坂で別件があるのも好都合。
ランチがてら偵察することに決めました。

アクセス

千代田線赤坂駅と乃木坂駅の間。
赤坂小前の信号を北へ折れると、ビジネス街や飲み屋街とは異なる、のどかな光景が広がります。
あぁ、コレがあの本でいっていた住宅地ということなのか。
Google Mapと照らし合わせ、そろそろかなと思った矢先、左手の路地に明らかに順番を待っている人々の姿が見えました。
少し遅めの時間にすればピークを外せるという見込みは、甘かったかな。

「店のなかに順番待ちの名前を書くところはありますか?」
前の人に尋ねてみても、ひと言も口を開かず首をかしげるのみ。
自分でのぞきに行ってみても、それらしき雰囲気はなさそうです。

店内の様子

食事を終えたお客さんが立て続けに出てきて、10分ほどで店内へ。
目の前の厨房では、白衣姿の若者たちが、それぞれの持ち場で懸命に手を動かしています。
「彼らは中国の方ですか?」
お勘定をしていたお客さんと女将のやり取りに聞き耳。
「日本の子はラクしてお金稼ぐことしか考えていない。彼らは家族のために働いているからね」
そういわれてみると、同じ中国人でも親族経営の店にありがちな従業員同士のおしゃべりはなく、換気扇の音のなか、中華鍋とお玉などがぶつかる音が響くのみです。

メニュー

「あまり撮らないで」と女将からにらまれてしまったので、今回のターゲットのみ。
これ以外にも、各種炒物やエビ料理、揚げ物、スープ類、麺類、お粥と、一般的な中華料理店にある基本的な料理はほぼ網羅されています。

いただきます

■焼餃子(600円)
半月型をした、ぽってりと大ぶりな餃子が6個。
カリッとした焼き目もそそります。

ガブリとかぶりつくと、豚肉の味が強く感じられ、口の中に肉汁がほとばしります。
なるほど、酢とコショウで食べさせたいというのも納得。
皮も薄手ながら粘りがあり、具の存在感を受け止めてくれます。
確かにいいモノを知っている人たちが集う場に持って行っても、遜色はなさそう。
だからこそ、できたてを持っていけないことが惜しまれます。
やめる勇気も大事(笑)

■ドラゴン炒飯(750円)
岸田今日子さんが頼んでいたのとは違うかもしれませんが、数種類ある炒飯のなかで一番人気なのがドラゴン炒飯なのだそうです。
写真はやっぱり、あの本をバックにして撮らなくちゃね。

焼き豚と卵、ニラと具だくさんなのにあっさり。
「食べきれない分は持って帰れますよ」と、女将が他のお客さんに話すのが聞こえましたが、軽い口当たりに、炊飯器いっぱいでもいけるのではないかと思ってしまいます。
ある程度冷めてもいいという点で、餃子より炒飯のほうが持ち寄りに向いているのかも。

店舗情報

みんみん
ジャンル:中華料理
アクセス:東京メトロ千代田線乃木坂駅1番口 徒歩7分
住所:〒107-0052 東京都港区赤坂8-7-4(地図
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情報掲載日:2019年8月31日

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