2019年駆け込みタイワン 3章1節「麺線で朝ごはん」

12月13日。青空が気持ちいい朝です

昨晩、油モノを控え、野菜をしっかり食べたおかげでイブクロは落ち着いているよう。
かといって、朝食屋で漢堡や蛋餅、蘿蔔糕という気にもなれません。
温かい汁モノ恋しさに、昨晩訪れた周家蒸餃で湯餃にしようと思いながら中華路を歩いていくと…。

アクセス

目の前に麺線の屋台が現れました。

中山路と中華路の交差点より1ブロック西。
大禹街との角にある辣椒の店の隣にひっそりと置かれた屋台には「台北迪化街紅麺線」の文字があります。

店内の様子&メニュー

麺線の店がこんな時間からやっているなんてと思って腕時計に目をやると、まさに10分ほど前に始まったばかり。
宿のまわりをぶらぶらしてから来たのでなければ、このタイミングで通りかかることはなかったと思うと、引き寄せられたような気がしてなりません。

でも、屋台はほったらかしだし、

店の中にいるのも、女性客ただひとり。
どうやら店の人は、奥のカーテン越しで作業にかかっているようです。
「店主、おはようございます」
「ちょっと待って」
そんなユルさが、かえってほほえましく思います。

名もない店かと思いきや、テーブルの上には名刺が。
トッピングは蚵仔(カキ)と大腸(ホルモン)があり、小椀/大椀で8つのパターンになるという勘定です。

いただきます

■綜合麺線 小椀(45元)
量は食べなくともゴーカにと、カキとホルモンがのった綜合麺線を。
黒酢や豆板醤といった味変用の調味料は置かれていますが、まずはそのままいただきましょう。

とろみのついたスープは、色のわりに控えめでホッとする味。
カキは小粒ながら旨味が詰まっているし、ホルモンも臭みがなくやわらかです。

そんな間にも、仕事に向かう人たちが原付で乗り付けて持ち帰り用を買い求めていきます。
これぞ地元の人に愛されている証。
ワタクシのうまいモノアンテナも捨てたものじゃないと、気をよくしたのでした。

店舗情報

★鮮蚵大腸紅麺線
花蓮市中華路與大禹街口(公車站旁)
03-833-0952
午前6時50分~午後7時30分

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