1月22日。仕事帰りに新大久保へ
昨年、お互いに引っ越したことで気軽に合えるようになったゴスペルつながりのSちゃんと、今年最初のごはん。
飲みメーンではなく、きちんとしたごはんができる店を見つくろっていたところ、「スパイスがカラダによさそう」とエスニック系の店を2カ所提案してくれました。
おっ、ネパールの民族料理ですって?
アクセス
JR新大久保駅から大久保通りに沿って東へ200mほど。
Google Mapと照らし合わせながら進むと、ホットクの人気店と豚肉専門店の前でGPSはその場所を示しました。
お店は4階。
コリアンタウンにあるリスボンビルでネパール料理とは、これ如何に(笑)
「はたこちゃん、あけおめ」
先に入っていようとエレベーターに乗ろうとしたところで、Sちゃんから声をかけられました。
エレベーターで4階に上がり、店の前へ。
「今日はカレーの日だっていうんだけれど、知ってた?」
いわれるまで知りませんでしたが、昭和57年に全国の小中学校で一斉にカレー給食が出されたことにちなんで定められたんですって。
店内の様子
タッチ式の自動ドアから入ると、目の前に仏教寺院にありそうな塔が立っています。
しかも金ピカ。
手前右手にはマニ車もあって、軽くビビります。
通路には真鍮製のガネーシャ像。
フルーツこそつくりモノといえ、ろうそくと線香はホンモノです。
あれっ、マニ車はチベット仏教だし、ガネーシャはヒンドゥー教だったと思うのですが…。
通路を抜けた先は個室なのかと思いきや、予想以上に広くて驚きます。
トータルで120席あるそうです。
メニュー
口コミの評判が高かったのを受け、単品ではなくセットにしようと決めていましたが、セットだけでもこれだけの種類。
カレーしかイメージしていなかった我々には、料理名を見てもピンと来ないモノばかりです。
種類豊富な単品からメニューを組み立てられるようになるには、経験が必要かも(笑)
いただきます
飲まないつもりでしたが、ネパールの伝統的なお酒に興味をひかれ、一番ゴージャスなセットを。
お酒はラクシーとチャンをひとつずつ選びました。
チャンがどぶろくみたいなモノであることは知っていましたが、趣あるラクシーの供され方にビックリ。
あわててカメラを起動しました。
「火が着くくらいに強いお酒ですけど、二日酔いしませんから」
そう教えてくれたのは、NGOの活動でネパールに滞在していたという隣のテーブルの女性。
この後もネパールの料理について、レクチャーをいただきました。
■ネワリボジセット(1,680円)
この店では、ネパールのなかでも料理がオイシイといわれるネワリ族とタカリ族、その両方の料理を出しているそうで、このセットはネワリ族のお祭りの日の料理とのこと。
食器を使いまわしすることを避けるため、葉っぱでつくった器を使うのだそうです(現地ではラクシーを飲む素焼きのおちょこも使い捨てなのだとか)
一度炊いてから乾燥させた干し飯が特色。
タケノコと香草のスープをかけてふやかしてから、プレートのカレーと混ぜながらいただきます。
途中からは、アッチャール(スパイスの効いた野菜のおかず)や漬物で味変も。
右上の小皿に入った液体は、食後のイブクロを落ち着ける働きがあるんですって。
スプーン、フォークももちろん用意されていますが、より現地っぽく味わうには手が一番。
指先もオイシイと喜んでいます。
油が少ないからベタベタしないし、手ににおいも付きにくいみたい。
骨付きの肉も躊躇なくいけるのがイイ。
茶色くて丸いデザートをかじって、あまりの甘さにビックリ。
小麦と牛乳、ヨーグルトなどを混ぜてギーで揚げ、シロップに漬け込んだ「ラルモン」というお菓子で、現地では缶詰も売られているのだとか。
ひと口食べてムリと思ったけれど、カレーに混ぜながら食べ進むと思いのほかクセになります。
ハレの日のごちそうだけにそれなりの値段はしましたが、単品のカレーなら500円台からとリーズナブル。
ひとりでフラッとごはんしに来たくなっちゃいます。
“カレーの日にネパールのお祭り料理を 【ネパール民族料理 アーガン(新宿区)】” への2件の返信
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