緊急事態宣言下のささやかな楽しみ その43「バラ咲く美術館の喫茶室で」 【喫茶ロザース(安曇野市)】

5月24日。市役所の休日開庁日でした

ポストに配られた市の広報で、市役所の休日開庁日とともに、豊科近代美術館のバラ祭りが中止になったことを知りました。
ヨーロッパの中世修道院のような建物をバックにおよそ500種、800本のバラが咲き誇り、市外からも愛好家やカメラマンなどが訪れるイベント。
中止は想定通りでしたが、バラ自体が咲いていないわけではないと、市役所での用件ついでにのぞいてみることにしました。

アクセス

安曇野インターと豊科駅を結ぶ通りより1本北。
県道495号(豊科大天井岳線)沿い、寺所北交差点と新田交差点のほぼ中間にあります。
駐車場(無料)は約100台分。
隣の市役所の駐車場も利用可能です。

さわやかな青空に、オレンジ色の屋根が鮮やか。
バラもイイ感じで咲いているようです。

種類ごとにゆとりをもって植えられているため、一面のバラというイメージには難しいですが、その分手入れはていねいにされています。
この時もひとりの女性がメンテナンス中。
ありがとうございます。

店内の様子

「お茶していく?」
躊躇するワタクシに、相棒が「意外とココ安いんだよ」と。
以前、地元の演奏家のコンサートが行われた時に、音楽仲間と訪れたことがあるのだそうです。

彫像の立つ通路を進んで、

入り口へ。
「ロザース」という店の名は、同館が多くの作品を所蔵する彫刻家、高田博厚氏の論集「LA ROSACE 薔薇窓」が由来ではないかと推察します。

ミュージアムショップと併設の広い空間。
天井が高く、クラシックのBGMもよく響いています。

メニュー

ドリンクは300円。
現在は休止となっていますが、店内で焼き上げるパウンドケーキもおススメなのだそうです。
ネタ的に、ローズティはマストですかねぇ。

カウンターで注文して先払い。
水や砂糖、ミルクもすべてセルフサービスです。

いただきます

■アイスコーヒー(300円)、ローズティ(300円)
「おぉ、フレンチプレスだ」
カップは味気ない紙やプラ製とはいえ、スペシャル感のあるビジュアルです。
フィルターの下にはピンク色のバラの花びらが。
香りも優美ですこと。

「お手数ですが、連絡先の記入にご協力いただけますか」
県内では1週間以上新規感染者が確認されていないとはいえ、まだまだ油断がならない時期。
市の施設というだけに、民間以上に慎重でなければならないことがくみ取れました。
GPSやBluetoothの履歴の活用も進みつつあるとはいえ、イナカの文化施設で使われるのは、まだまだ先のことでしょうね。

店舗情報

喫茶ロザース
ジャンル:喫茶店
アクセス:JR大糸線(松本-南小谷)豊科駅 徒歩12分
住所:〒399-8205 長野県安曇野市豊科5609‐3 安曇野市豊科近代美術館(地図
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情報掲載日:2020年5月24日

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