「難解」と笑った品を懐かしく 【キッチン南海(松本市)】

8月23日。相棒と松本へ買い物に出たついでにランチ

ワタクシが松本で暮らし始めた1990年代前半には、すでにこの場所にあった店。
エディター時代にも広告だったり、テイクアウェーだったりでお世話になっていましたが、それが多くのファンを持つ、神保町の「キッチン南海」の親族が経営する店だと知ったのは、皮肉にも今年6月、神保町の店が半世紀以上の歴史に幕を下ろしたことが報じられたのがきっかけでした。

アクセス

イオンモール松本から日ノ出町の通りを挟んで向かい。
松本市勤労者福祉会館からも目と鼻の先にあります。
イオンモールが「カタクラモール」とか「ジャスコ東松本店」と呼ばれていたころを知っているなんていうと、古い人だと思われちゃうんだろうな(苦笑)

店先にろう細工が飾られているのも、こうした店ではお約束。

店内の様子

ドアを開けると、厨房を囲むL字型のカウンターが目に付きます。

カウンターの上には、S&Bの赤いカレー粉の缶がズラリ。
おそらくココに並んでいるのは、これまでに使われてきた量のほんの一部に過ぎないのでしょうが。

メニュー

卓上にあるスタンドメニュー。
中辛のポークカレー、辛口のビーフカレー、カツ類を組み合わせたバリエーションになっています。
お米は長野県産のコシヒカリ。
150円で食後のコーヒーを付けることができます。

裏は写真入りになっていますが、内容は同じようです。

いただきます

■ビーフチキンカツカレー(900円)
深めのカレー皿も、紙ナプキンで包まれたスプーンにも、昭和なノスタルジーを感じます。
エディター時代にビーフチキンカツカレーがおススメだと聞いて、「ビーフなのかチキンなのか難解だ」と笑ったのも懐かしい思い出。
もっとも、ビーフカレーにチキンのささみフライをトッピングしているから、まんまといえばまんまなのですが。

サービスのとん汁も、野菜たっぷりで優しい味。
ごはんの上の千切りキャベツにも、栄養バランスへの気遣いが感じられます。

ささみかつはふっくら。
スパイシーでコクのあるビーフカレーには、このくらい淡白なのがちょうどいい。

■カツカレー(800円)
相棒はポークカレーにトンカツをトッピングしたカツカレーを。
まろやかな味わいは、ビーフカレーとはタイプの違うおいしさです。

ホール係に若い女性がひとりいるとはいえ、厨房を切り盛りするご夫婦は若く見積もっても70歳くらいではないかと。
名店の流れを汲む店として、松本平のファンのイブクロを喜ばせ続けていただきたいものです。

店舗情報

南海
南海
ジャンル:カレー&とんかつ
アクセス:JR松本駅東口 徒歩15分
住所:〒390-0811 長野県松本市中央4-7-20(地図
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情報掲載日:2020年8月23日

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