1県1品運動 日本橋編その1 【ここ滋賀(中央区)】

10月3日。ただいま~(笑)

パスポートのいらない中国、アフガニスタン、キューバから帰ってきて、山手線で東京駅へ。
日本橋で飲めるアンテナショップを巡ろうという計画です。
Go Toトラベルキャンペーンで最大50%引きになるとはいえ、現地まで行くのとは比べ物にならないくらい安いですから(笑)

アクセス

八重洲口から日本橋高島屋の前を経て、「ここ滋賀」へやって来ました。

永代通りと中央通りが交差する日本橋交差点の南東角。
東京メトロだと分かりやすいのは、B6出口またはB8出口でしょうか。

店内の様子

入って右手、ドリンクやソフトクリームなどの受渡口を兼ねたカウンターの角に「滋賀の地酒飲めます」のポップが目に入りました。
4種飲み比べは1,000円。
おっ、アレも食べられるんですか!?

滋賀といえば、試してみたかったのが鮒ずし。
琵琶湖固有のニゴロブナを飯と一緒に漬け込んで乳酸発酵させたなれずしの一種で、寿司の原型といわれます。
ハレの日を飾る高級品なだけに、お値段も相応。
これだけの量を買う勇気がない人にとって、飲みのお供として試せるのはありがたいです。

メニュー

メニューはコチラ。
4種飲み比べと酒肴3種セットに鮒ずしは含まれていないので、鮒ずしは単品でオーダーする必要があります。

4種飲み比べは、県の酒造組合に所属する33の蔵元から4種類を選べるシステム。
決して広くない面積の大部分を琵琶湖で占められている滋賀県に、こんなにたくさんの蔵元があるコトが驚きです。

何ひとつ銘柄を知っているわけでもなく、まったく見当もつかないので「鮒ずしに合うお酒」といっておまかせすることにしました。
「個性的で旨味の強いお酒になりますが、よろしいですか?」
我々の好みが通じたかのようで、思わずニンマリします。

目の前で注いでもらうこのひととき、ワクワクが抑えきれません。

いただきます

■滋賀の地酒 4種飲み比べ(1,000円)、魚治・鮒ずし(1,200円)
左から北島、美冨久、七本槍、不老泉。
鮒ずしも出され、一式がそろいました。
どれも個性的というだけに、味わう順番も考えて臨んだほうがよさそうです。

鮒ずしは、魚の生ハムと呼ぶのがピッタリ。
皮は固く、箸でちぎるのはもちろん、かみ切るのもキビシイので、ぐるりと1周分をじっくりとかみしめます。
飯(いい)のすっぱしょっぱい感じは、いかにも酒飲みが好みそう。

では、それぞれのお酒を味わっていきましょう。

不老泉 山廃純米吟醸(上原酒造・高島市)
クラシックな味。
少しとがったように感じたのは、木槽天秤しぼりの木の香りに由来するのではと思いました。
相棒にとっては一番インパクトがあったとのこと。
鮒ずしと合わせると、味にふくらみが出ます。
http://furosen.com/

七本槍 純米(冨田酒造・長浜市)
口当たりはしっかり、後味もしっかり。
他に比べて素直な味がして、個人的には一番好き。
http://www.7yari.co.jp/index2.html

美冨久 山廃純米(美冨久酒造・甲賀市)
甘酒のような芳醇な香りがし、口に触った時は少し甘め。
後に残るシブさが山廃っぽいです。
コレには味噌ゴボウが合いそう。
https://mifuku.co.jp/hpgen/HPB/categories/10301.html

北島 生もと ふた夏越え(北島酒造・湖南市)
ふた夏を越えたという熟成酒にしてはクールな口当たり。
鮒ずしの飯との相性はバツグンです。
http://kitajima-shuzo.jp/

どのお酒も、肉でも魚でも素材に近いシンプルな料理よりも味噌漬けやもろみ漬けなど、発酵の力を借りた加工食品がしっくりくる味わい。
鮒ずしも発酵食品だし、滋賀には発酵文化が根差しているんでしょうね。

店舗情報

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