10月17日。雨の降る寒い日でしたが
東京メトロの24時間券を使って、千代田線本線の起点駅、綾瀬へやって来ました。
東西線のほぼ終点から大手町で乗り換えて1時間強。
いやはや、思っていた以上に遠かった…。
この駅に降り立ったのは2回目。
まだ東京で暮らすとは考えもしなかったころ、シドニー時代の後輩のご実家が営むお寿司屋さんで開かれた同窓会に参加したのが、初めての訪問でした。
その学校も形を変えて数年。
コロナ禍のなかで開かれたオンライン同窓会の折、現役日本語教師や海外在住者のディープなやりとりの裏でひっそりと参加していた東京組が、その後輩とワタクシだったのです。
再会の機会をうかがいながら数カ月。
彼女がFacebookでシェアした、お店の紹介動画で「行かなきゃ!」という思いに火が着きまして…。
アクセス
綾瀬駅北口を出て右に進み、東綾瀬公園を過ぎた角を左折。
信号のある交差点を過ぎると、ごくごく小さな商店街にさしかかります。
「榮寿司」があるのは、そんな商店街が途切れようとする右手。
地元の人でなければ知らないようなロケーションですが、Google Mapでの評価はなかなか高いんですよ。
メニュー
午後1時半までのランチには間に合いませんでしたが、土日祝は夜10時までの通し営業。
お目当ての得々セット以外も庶民価格です。
いただきます
「はたこさん、何飲みます?」
これから行くとメッセージを送った時点で、得々セットで飲むコトは連絡済。
小鉢のしらすともずくも、たっぷりと盛ってくださいました。
「昼間から飲むとは、好きなんだねぇ」
店主であるお父さまがニヤリ。
ランチのお客さんが引けた店内で、お座敷のテレビから流れるゴルフ中継に目をやりながら、穏やかな時間が流れます。
ゴルフは見るだけでなく、ご家族でも楽しまれるとのこと。
競馬もお好きみたい。
■得々セット(2,000円)
得々セットの目玉ともいえる、刺し身の盛り合わせ。
マグロにハマチ、ホタテ、赤貝、どれもピンと角が立っています。
みずみずしく食べごたえがあって、新宿界隈ならコレだけで2,000円でもおかしくないくらい。
はるばるやってきた甲斐があるというものです。
げたがもうひとつ用意され、握り3貫と巻物も。
柔らかな酢飯の香りに、目を見開かされます。
とくにトロタクがめちゃめちゃうんまいの。
「また気軽に寄ってくださいね」
そう話す後輩は、すっかり寿司屋の広報担当の顔。
ちょくちょく足を運ぶには遠いけれど、自信を持ってオススメしたいお店です。