パスポートのいらない海外へアフガニスタン編2 【パオ・キャラヴァンサライ（中野区）】

11月28日。9カ月ほど顔を合わせていなかった朋友ふたりを東中野に召喚しました

もともとの目的は、本宅から持ってきたブツを渡すことでしたが、ワタクシに負けず劣らず食べることが大好きなふたりですから、一緒にご飯となるのは最初から想定できました。
彼女らに食べたいモノを尋ねると、即座に「エスニック」と。
「東中野にアフガニスタン料理があるけど、来る?」
「おもしろそう、行く行く!」
となれば、予約を取らなくっちゃ。

というわけで、女子3人で東中野のアフガニスタンこと「パオ・キャラヴァンサライ」へやって来ました。

アクセス

JR東中野駅西口からは、山手通りを挟んで目の前。
都営大江戸線ならA3出口が最寄りです。

店内の様子

ワタクシにとって、3回目となるこのお店。
この雰囲気をふたりにも味わってもらいたくて、迷わずじゅうたん席を選びました。

メニュー

まずは飲み物を。
アフガニスタン料理の店ではありますが、メキシコビールやシェリー酒、マッコリ、ウォッカと国籍は多様に及びます。

カクテルも種類豊富だし、ベース別に記載されていて分かりやすい。

■生ビールサッポロ黒ラベル（600円）、ホッピーセット白（550円）、シェリーグレープフルーツ（700円）
それぞれに好きなモノを選んで乾杯。
とはいえ、グラスもソーシャルディスタンスを確保して。

改めてメニューを繰り、フードを選びます。
何といっても、羊の串焼きはマスト。
羊肉料理は、それ以外にひと品ふた品あってもよさそうです。
「パクチー豆腐食べたい」
「ラムのからし炒め、オイシソウ」
「蒸し鶏とシャンツァイのサラダもいいかな」
羊肉&パクチー祭の様相を呈してきました（笑）

なお、メニューを見ても文字ばかりでイメージが湧きにくいのであれば、壁にはられた写真が参考になります。

いただきます

■パクチー豆腐（420円）
冷たいのと温かいのが選べますが、パクチーがしんなりしてしまわないほうがいいだろうと、冷たいほうで。
なめらかな豆腐と甘めのタレ、こんもり盛られたパクチーがベストマッチングです。
「エダマメ豆腐みたいに、パクチーを練り込んだ豆腐だと思った」
Tさんの発言は、相変わらず天然。
そんな豆腐があったら、お目にかかってみたい（笑）

■ポテトのオムレツ（500円）
スパニッシュオムレツと同様、ジャガイモがたっぷり。
シンプルな味付けは、スパイシーな料理の箸休めにもよさそう。

■ラムのからし炒め（1,200円）
さぁ、お待ちかねの羊タイム。
テーブルに置かれると同時に、あの香りを感じます。
ニンニクとスパイスを効かせた塩味ベースで炒めた薄切り肉の上に、オニスラとパクチーをトッピング。
コレね、マジでうんまい。

■蒸し鶏とシャンツァイのサラダ（900円）
色鮮やかなトマトが、甘くてデザートのよう。
そこにパクチーの香りが加わって、パクパクいけちゃいます。

■カバブ（350円/串）羊の串焼き、キター!!
何を差し置いても、コイツは温かいうちに食べるに限ります。
炭火の香り、かみしめると同時にあふれる肉汁、力強い歯ごたえ。
コーフンは最高潮です。

■サブジ・カラヒィ（1,200円）
カラヒィとは、アフガニスタンとパキスタンにまたがる地域で炒め物、煮物、揚げ物などに幅広く使われる丸い鉄鍋のこと。
おひとり様用のオリジナルカラヒィから、野菜が食べられる品を選びました。
スパイスを効かせたトマト風味で、カリフラワーとズッキーニ、ピーマンを炒め煮に。

■ナン（300円）
そんなカラヒィは、煮汁を焼きたてのナンにからめていただくのがアフガニスタン風です。
胚芽が入っていて、香ばしい。

■チャイシャーベット（450円）、ムハレビ（450円）
「お腹いっぱい」というふたりでしたが、「デザートはいいの?」と尋ねると、目が輝きました。
ムハレビはトルコ風のライスプディング。
ひと口分けてもらったチャイシャーベットは、カルダモンの香りがグッときます。
スパイスたっぷりの料理を締めるのも、スパイスということのようです。