マイルとGo Toで行く長崎 1章4節「あのお酒に会いに行く」 【潜龍酒造(佐世保市)】

12月11日。出合いはおよそ2カ月前の日本橋でした

長崎県のアンテナショップ「長崎館」で口にし、豊かな味わいにうっとりした「みずの光彩(きらめき)」
パッケージのこもを外して確認させてもらった製造元には「潜龍酒造」とありました。
特約店でしか買い求めることができないというハードルの高さに、運よく出合えたら買って帰るくらいのつもりでいたのですが…。

1県1品運動 日本橋編その2 【日本橋 長崎館(中央区)】

当初まったく予定になかった「潜龍酒造」を訪ねる話になったのは、佐世保駅前で自衛隊カレーを食べていた時のこと。
この後、松浦鉄道に乗ろうと沿線の見どころを調べるなかで「潜龍ヶ滝」とあるのを見つけました。
「潜龍ヶ滝ということは、『みずの光彩』の酒蔵もこの辺にあるんじゃない?」
その直感は、当たらずとも遠からずであることが分かったのです。

しかも、こんなのに気付いてしまったら…。
もはや導かれているに違いありません(笑)

アクセス

松浦鉄道・江迎鹿町駅を出て、目の前に流れるのは江迎川。

川はひとつ下流の橋の先で左へカーブし、線路を挟んで西側を流れる鹿町川と合流して江迎湾へと流れ込みます。

町で一番の大通り、国道204号線に出て進んでいくと、右手にいわれのありそうな建物が。

県下で唯一、当時の姿で現存している本陣として、県の史跡に指定されている平戸街道の江迎本陣跡。
それとともに、本陣跡の所有者で潜龍酒造の経営元である山下家の酛蔵(酒造用の酵母を発酵させる蔵)があります。

店内の様子

それでは、向かいにある直売所へ入ってみましょう。

コンクリート造りの店内には、主要銘柄の「本陣」をはじめとした商品が、ゆとりをもって陳列されています。

こもが特徴的な「みずの光彩」も、ほら。
日本橋のアンテナショップでの出合いがなければココを訪れることもなかったと思うと、ある種の感慨を覚えます。

「試飲して行かれますか?」
えぇ、もちろん!

いただきます

カップに注がれた1杯を相棒と分けあおうとしたところ、「ハンドルキーパーじゃなかったんですね」といって、ひとり1杯ずつ飲ませてくださいました。
確かに、1時間に1本程度の列車でやって来る人はレアですからねぇ。

■本陣 白星
12月の1日に発売になったばかり、この時期にしか味わえない生酒です。
気を付けて開栓しないと、吹きこぼれてしまう危険な品。
独特のシュワシュワがたまりません。

■みずの光彩 特別純米
改めてあーだこーだをいうのがはばかられるうまさ。
あぁ、おでん食べたい。

■本陣 純米大吟醸 雫搾り酒
柔らかな仕込み水で口のなかをリセットしてから純米大吟醸を。

「ほほぉ、長野県からですか。私の知り合いも飯田の酒蔵で働いていましてね」
遠来の我々に、話好きのマネージャーは人懐っこく話してくれました。
海軍がやって来るまでの佐世保はイナカの漁港にすぎず、このあたりのほうが町だったこと。
平坦なところに乏しく、水はけがよすぎるため、米づくりができる場所は土壌を最優先にして選ばれたこと。

そんな話に聞き入っていたら、うっかりさらっと飲んじゃいました(苦笑)

■本陣 純米酒
口当たりは甘いながら、芯のある味。
焼きあごをアテに飲みたいなぁと思ったら、させぼっくす99+1で目にしたメニューが頭に浮かびました。
でも、アレはまた別のお品なんですって。

■みずの光彩 特別純米 720ml(1,507円)
いろいろ飲ませていただきましたが、買うのはやっぱりコレ。
ふっふっふ、楽しみじゃ。

おまけ

■「佐世保×渋谷」新・渋谷酒(350~429円/180ml)
渋谷の公式お土産プロジェクト第3弾となる、佐世保と渋谷のコラボ酒。
8種のうち、4種類を潜龍酒造が、4種類をハウステンボス近くにある梅ヶ枝酒造が手がけています。
ラベルには渋谷と佐世保の観光スポット各4カ所がデザインされ、ネーミングもユニーク。180mlの小瓶は飲みきりに酔さそうです。

■佐世保の九十九島でかぜまかせ(355円)、佐世保の福石観音でえんごころ(350円)
前者は梅ヶ枝酒造のビワ酒、後者は潜龍酒造の樽酒。
まったく違うタイプが楽しめるのも、このテの企画のおもしろさです。

8種類のお酒の詳細や取扱店など、気になる方はコチラのサイトを。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000019275.html

全種制覇するなら、ふるさとチョイスも酔いかもしれませんね。
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/42202/4936243

店舗情報

★潜龍酒造
佐世保市江迎町長坂209
0956-65-2209
https://www.sake-honjin.com/

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