寄り道上等! 全国の銘酒に出合えるイベント 【AOYAMA SAKE FLEA(渋谷区)】

3月31日。お散歩の途中で国連大学前のマルシェに立ち寄りました

アクセス

国際連合大学があるのは、青山通り沿い、青山学院大学の向かい。
その前の広場で毎週末にFarmer’s Marketが開かれています。

農産物や調味料、クラフトなど、買いたくなるモノもありましたが、この後、ゴスペル仲間とのお花見が控えているため、荷物を増やすのはNG。
10時半を回り、フードトラックの準備もぼちぼちと整ってきたようです。
「何かつまんでいく?」
「でもその前に、中庭ものぞいてみない?」

思いがけず、日本酒イベントに遭遇です

それほど盛り上がっている風ではないといえ、何だか酔い気配を感じます。

「どういうシステムなんですか?」
「コチラでおちょことコインをお求めいただいて、各ブースで1杯ごとにコインと引き換えになります」
スターターセットは2,000円でコイン8枚。
8杯は多いと思ったけれど、ちょい飲みセットのコイン2枚ではお話にならないと、スターターセットでいくことにしました。

ポジショニングマップを眺め、何からいくか作戦会議。
それでは、日本酒で巡る旅の始まり始まり~。

1杯目・寺田本家 木桶仕込(千葉県)

香り控えめで濃厚なモノをと、ポジショニングマップの右下をたどり、目に入った「木桶仕込」の文字に惹かれました。
チーバくんのおでこのあたりに位置する神崎町で、江戸初期に創業されたという寺田本家。
「五人娘」「香取」を主銘柄に、微生物を大切にした酒造りをしているそうです。

木桶仕込は、このブースで唯一のコイン2枚。
今回試飲した中でも唯一のコイン2枚です。
2015年に仕込んで3年間熟成させたというお酒は、ほんのり琥珀色。
紹興酒のようなうまみに、尾道の角打ちで飲んだ「賀茂泉」の純米吟醸を思い出します。
清蒸魚か、町中華のチャーシューと飲みたい。
https://www.teradahonke.co.jp/

2杯目・文佳人 純米吟醸雄町(高知県)

来月の旅行に先駆けて、高知のお酒を予習。
アリサワ酒造は高知県中部、土佐山田町にある酒蔵です。
「どんな特徴があるんですか?」と尋ねたら、ソムリエがうんちくを語るごとく、とうとうと説明されました。
そこまで求めているわけじゃなくて、早く飲ませてほしいんですけど(笑)

香りは白ワインのようでありながら、すっと余韻が消えていきます。
なるほど、コレが高知の人が好むというキレのよさなんですね。
https://www.facebook.com/pages/category/Food—Beverage-Company/%E6%96%87%E4%BD%B3%E4%BA%BA-%E9%86%B8%E9%80%A0%E5%85%83-%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%83%AF-453230508038214/

おいしく飲むには、おつまみも不可欠。
冷たい風でカラダが冷えてきたので、温かい煮込み(500円)がウレシイです。
モツも柔らかいけれど、味のしみた豆腐がオイシイ。

3杯目・紀土 あがらの田で育てた山田錦80%純米酒(和歌山県)

1年ほど前に大阪の店で出合って以来、和歌山のお酒は気になっている存在。
「紀土(=KID)」の名には、未来の消費者である子どもにも親しんでもらえる存在になってほしいという願いも込められているそうです。
「あがらの」とは、和歌山の方言で「私たちの」の意味。
会社のすぐ裏に田んぼがあり、近隣の人たちが米づくりに参加する機会もあるそうです。
米は磨けば磨くほど高級と思われているなか、精米を抑えているのも好感が持てます。

お燗もできるというのでお願いすると、ちろりを使って目の前で温めてくれました。
おすすめは55度のぬる燗。
ウチでお父さんが晩酌している光景が目に浮かびそうな、親しみの持てる味です。
温めないのでも試してみたい。

なお、皮ごと絞った柚子果汁をふんだんに使ったゆず酒もおススメとのこと。
日本酒になじみのない人の口にも合いそうです。
http://www.heiwashuzou.co.jp/

4杯目・七田 純米生(佐賀県)

焼酎のイメージが先行する九州。
九州の日本酒を飲むのは、福岡で飲んだ「繁枡」以来2杯目です。
まったく聞いたこともない銘柄だったけれど、後からゴスペル朋友のMちゃんのお気に入りだと知ってビックリ。

クリスマスは「はしご鐵にはしご酒」で 1章2節「博多でバースデーディナー」

雄町、愛山を使ったモノもありましたが、県外産のお米だというので、ベーシックな純米生をいただきました。
麹の香りが残る素朴な味。
相棒も結構気にいったみたいです。
http://www.tenzan.co.jp/main/

5杯目・KAKEYA(島根県)

「日本酒応援団」は、個別の蔵ではなく、年に一度、その土地でしかつくれない日本酒をごく少量ずつ、技と情熱を持つ醸造家とともに追及する試みです。

パンフレットに掲載されている6種類は、すべて純米無濾過生原酒。
そのなかでも好みをヒアリングしておススメを用意してくれます。

コイン1枚で飲めるなかから選んだ島根・竹下本店のKAKEYA。
日本酒を愛してやまない若者たちの純粋な気持ちで始まった日本酒応援団の、原点とも呼べる銘柄です。
おつまみらしいおつまみがいらない、お酒そのものを味わう1杯。
合わせるとしたら、せいぜい海苔の佃煮でしょうか。
https://welovesake.com/

6杯目・豊明 一酔幸福 純米吟醸酒(埼玉県)

奥州街道と日光街道の分岐点である幸手市で「豊明」などを醸す石井酒造は、天保11年の創業。
公開中の話題作「翔んで埼玉」をもじった、ノリのいいアピールが印象的です。
コッテリが恋しくなる、濃厚でふくよかな甘さ。
マヨネーズたっぷりのポテサラなんて合うだろうなぁ。

ちなみにスタッフのみなさん、今日は通行手形を持たず密入国なのだとか…(爆)
http://www.ishii-syuzo.jp/home.html

7杯目・みむろ杉 純米吟醸 山田錦(奈良県)

和歌山が口に合うのならと、最後のコインでお隣の奈良県を訪ねました。
酒の神、杜氏の神が鎮まり、杉玉発祥の地でもある三輪。
崇拝の気持ちが最も感じられたのが、このブースだったように思います。

でも、7杯目ともなるとさすがに印象薄。
スミマセン、あまり酔っぱらっていない時に改めて味わい直します(苦笑)
http://imanishisyuzou.com/

店舗情報

★AOYAMA SAKE FLEA
https://www.facebook.com/sakeflea/

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