マイルとGo Toで行く長崎 2章5節「趣ある町家で元祖茶碗蒸し」 【吉宗本店(長崎市)】

12月12日。まさかアレが主役になろうとは…

子どものころから卵料理が大好きだったワタクシ。
和食やお寿司を食べに連れて行ってもらった折、小さな器に入った茶碗蒸しを「もっと食べたいなぁ…」と思いながら、ちびりちびりと食べたものでした。
それゆえに添え物だという固定観念からは抜け出せず、自分でつくれるようになってからもティーカップやそば猪口でつくる程度。
だから「元祖茶碗蒸し」を名乗る店があることにも、茶碗蒸しが主役になりうることにも、大いに興味をそそられたのでした。

アクセス

茶碗蒸しの元祖という以前に、少人数向けの卓袱(しっぽく)料理を扱っているところを調べたなかで知った「吉宗(よっそう)」

卓袱料理こそイブクロのキャパも必要ですし、お値段もそれ相応ですが、ショーケースに並ぶメニューは老舗然とした店構えに対して良心的なお値段です。

我々は崇福寺方面から飲食店が並ぶ小路を通ってアプローチしましたが、分かりやすいのは市電の観光通り停留所から。
観光通りのアーケード街に入り、お持ち帰り処を目印に右へ曲がると、すぐ右手にあります。

店で食べる時間やイブクロの余裕がない人や、お店の味をウチでも楽しみたい人は、コチラのお持ち帰り処でどうぞ。

店内の様子

「吉宗」の創業は、江戸時代後期の慶応2年(1866)
昭和の初めに2代目と3代目がこの地に建てた建物が、8年前の大改修を経て今の店となっています。
店に入るなり下足番が迎えてくれるのも、タイムスリップしたかのよう。

下足板を受け取って、階段を上がります。

案内されたのは2階の大広間。

窓辺には赤い提灯が並びます。

メニュー

メニューの最初は茶碗蒸し。
蒸し寿司とのセットを「御一人前」と呼ぶあたり、やはりコレが基本のようです。

いつかは食べてみたい卓袱料理。

2度目、3度目なら、定食や寿司といったチョイスもありですね。

丼物にもどことなく高級感。
アルコール類はごく基本の品をそろえているようです。

いただきます

■ビール(677円)
キリンラガーの中瓶をふたりで分け、イブクロを活性化させましょう。

注文からおよそ5分。
先にやって来たのは、ワタクシの「御一人前」でした。

じゃん♪

■御一人前(1,375円)
丼とまではいきませんが、蒸し寿司、茶碗蒸しともにカフェオレボウル並みの大きさ。
お盆もそれに合わせた長円型になっています。

茶碗蒸しは、レンゲを入れたとたんに崩れるほどの柔らかさ。
うまみに富んだまろやかなだしにウットリします。
丼どころか洗面器いっぱいでも食べられそう。

蒸し寿司は、錦糸卵2:肉そぼろ1:桜でんぶ1。
「素朴なお祝いのごちそう」と呼ぶのがしっくりくる味です。

■親子丼(880円)
そして、相棒の親子丼もテーブルへ。
鶏のうまみが出た、しっかりとした味です。
「こんなにオイシイ親子丼は、10年以上前に築地で食べて以来だなぁ…」

さすがは創業150年の老舗。
雰囲気も含めて、価値ある1食となりました。

店舗情報

吉宗 本店
ジャンル:食事処
アクセス:長崎電気軌道(西浜町-正覚寺下)観光通駅 徒歩2分
住所:〒850-0853 長崎県長崎市浜町8-9(地図
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情報掲載日:2020年12月11日

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